“わだい”の漢字の書き方と例文
語句割合
話題100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
精神上せいしんじょうからみると、まことに無意味むいみ浅薄せんぱくな結婚であったけれど、世間せけんの目から羨望せんぼうの中心となり、一近郷の話題わだいの花であった。そして糟谷夫婦かすやふうふもたわいもないゆめうておった。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
四国のけんのことが話題わだいにのぼり、徳島県に高知県、香川県、——それから何だったっけな、と、愛媛えひめ県を忘れた男が、ええ、といって考え込むような恰好かっこうをしていると、俵的が真剣しんけんな顔をして
親馬鹿入堂記 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)
「まあいや。心配しんぱいするな」とつた。御米およねはまたなんともこたへなかつた。宗助そうすけ話題わだいへやうとおもつて
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)