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聲々
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こゑ/″\
ふりがな文庫
“
聲々
(
こゑ/″\
)” の例文
新字:
声々
その
耳
(
みゝ
)
の
許
(
もと
)
では、『
女
(
をんな
)
の
手
(
て
)
一つで』とか、『よくまああれだけにしあげたものだ』とかいふやうな、
微
(
かす
)
かな
聲々
(
こゑ/″\
)
が
聞
(
きこ
)
えるやうでもあつた。
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
カピ妻
往來
(
わうらい
)
の
人々
(
ひと/″\
)
は、
或
(
ある
)
ひはロミオと
呼
(
よ
)
び、
或
(
ある
)
ひはヂュリエット、
或
(
ある
)
ひはパリスと
呼
(
よ
)
びかはして、
聲々
(
こゑ/″\
)
に
叫
(
わめ
)
き
立
(
た
)
て、
吾屋
(
わがや
)
の
廟屋
(
たまや
)
へと
急
(
いそ
)
ぎまする。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
鮨
(
すし
)
、お
辨當
(
べんたう
)
、
鯛
(
たひ
)
めしの
聲々
(
こゑ/″\
)
勇
(
いさ
)
ましく、
名古屋
(
なごや
)
にて
夜
(
よ
)
は
全
(
まつた
)
く
明
(
あ
)
けて、
室内
(
しつない
)
も
聊
(
いさゝ
)
か
寛
(
くつろ
)
ぎ、
暖
(
あたゝ
)
かに
窓
(
まど
)
輝
(
かゞや
)
く。
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
叩立
(
たゝきたて
)
しかば一村二百軒の百姓
夫
(
そり
)
やこそ名主殿へ盜賊が
這入
(
はひつ
)
たぞ
駈付
(
かけつけ
)
て
打殺
(
うちころ
)
せと
銘々
(
めい/\
)
得物々々
(
えもの/\
)
を
携
(
たづさ
)
へて其處へ來りヤア盜人は面を
墨
(
すみ
)
にて
塗
(
ぬり
)
たるぞ
洗
(
あら
)
ひて見よと
聲々
(
こゑ/″\
)
に
罵
(
のゝし
)
り盜人の面を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
われはくさぐさの言葉を作り、説を
工
(
たく
)
み、わが胸の内に、異る
聲々
(
こゑ/″\
)
を集めたるが
頌歌
(旧字旧仮名)
/
ポール・クローデル
(著)
▼ もっと見る
池
(
いけ
)
は
葦
(
あし
)
の
戰
(
そよ
)
ぎに
美
(
うつく
)
しい
小波
(
さゞなみ
)
が
立
(
た
)
ちました——ガラ/\
鳴
(
な
)
る
茶碗
(
ちやわん
)
はチリン/\と
響
(
ひゞ
)
く
鈴
(
すゞ
)
に、
女王樣
(
ぢよわうさま
)
の
金切聲
(
かなきりごゑ
)
は
牧童
(
ぼくどう
)
の
聲
(
こゑ
)
と
變
(
へん
)
じました——
而
(
そ
)
して
赤兒
(
あかご
)
の
嚏
(
くさめ
)
、グリフォンの
鋭
(
するど
)
い
聲
(
こゑ
)
、
其他
(
そのた
)
不思議
(
ふしぎ
)
な
聲々
(
こゑ/″\
)
は
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
見て太田樣の陸尺共が
聲々
(
こゑ/″\
)
に此土百姓の
大馬鹿者
(
おほばかもの
)
め戸の
明建
(
あけたて
)
も知らぬか知らすば
教
(
をしへ
)
て遣ふ
稽古
(
けいこ
)
に來いと
散々
(
さん/″\
)
に惡口致候ゆゑ嘉川樣の事に付此多兵衞めも
堪
(
こら
)
へ
兼
(
かね
)
て
進寄
(
すゝみより
)
つひ
一言
(
ひとこと
)
二言
(
ふたこと
)
々爭
(
いひあらそ
)
ひし中双方
錆刀
(
さびがたな
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
風
(
かぜ
)
あれば
風
(
かぜ
)
に
乘
(
の
)
つて、
小兒
(
こども
)
まじりの
聲々
(
こゑ/″\
)
が
祭のこと
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
出るや否や下に/\の
制止
(
せいし
)
の
聲々
(
こゑ/″\
)
滯
(
とゞこ
)
ほりなく渡邊橋の
旅館
(
りよくわん
)
にこそ歸りける今は
誰
(
たれ
)
憚
(
はゞか
)
る者はなく幕は
玄關
(
げんくわん
)
へ
閃
(
ひらめ
)
き表札は雲にも
屆
(
とゞ
)
くべく恰も
旭
(
あさひ
)
の
昇
(
のぼ
)
るが如き
勢
(
いきほ
)
ひなれば
町役人
(
まちやくにん
)
どもは晝夜
相詰
(
あひつめ
)
いと
嚴重
(
げんぢう
)
の
欵待
(
あしらひ
)
なり
扨
(
さて
)
御城代には
御墨附
(
おすみつき
)
の
寫
(
うつ
)
し并びに
御短刀
(
おたんたう
)
の
寸法
(
すんぱふ
)
拵
(
こしら
)
へ迄
委敷
(
くはしく
)
認
(
したゝ
)
め
委細
(
ゐさい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
聲
部首:⽿
17画
々
3画
“聲”で始まる語句
聲
聲色
聲音
聲高
聲名
聲息
聲黒
聲掛
聲曲
聲調