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ひできち
ふりがな文庫
“
秀吉
(
ひできち
)” の例文
たとえば、きかん
坊主
(
ぼうず
)
の
秀吉
(
ひできち
)
が、
先生
(
せんせい
)
にしかられて、この
運動場
(
うんどうじょう
)
に
立
(
た
)
たされたとき、
彼
(
かれ
)
は
悲
(
かな
)
しくなって、
泣
(
な
)
き
出
(
だ
)
しそうになりました。
学校の桜の木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
平次は
曲者
(
くせもの
)
を引起すと、その身体の泥などを払ってやっております。
五位鷺
(
ごいさぎ
)
の
秀吉
(
ひできち
)
というやくざ者、
賭博打
(
ばくちうち
)
の兇状持ですが、大した悪い事をする人間とは思われません。
銭形平次捕物控:009 人肌地蔵
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
帰
(
かえ
)
ったら、どうしたんだか、きいてみようか。」と、
健
(
けん
)
ちゃんが
答
(
こた
)
えました。こうして、
二人
(
ふたり
)
は
秀吉
(
ひできち
)
の
身
(
み
)
の
上
(
うえ
)
に
同情
(
どうじょう
)
したのでした。
さか立ち小僧さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「だんだん、ほんとうの
君
(
きみ
)
がでて、おもしろくなるね。」と、
若
(
わか
)
い
先生
(
せんせい
)
は、なにを
画
(
え
)
から
見取
(
みと
)
ったものか、
秀吉
(
ひできち
)
を
勇気
(
ゆうき
)
づけました。
天女とお化け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
炭焼
(
すみや
)
きじいさんの、
孫
(
まご
)
の
秀吉
(
ひできち
)
は、よく
祖父
(
そふ
)
の
手助
(
てだす
)
けをして、
山
(
やま
)
から
俵
(
たわら
)
を
運
(
はこ
)
ぶために、
村端
(
むらはずれ
)
の
坂道
(
さかみち
)
を
上
(
のぼ
)
ったり、
下
(
くだ
)
ったりしました。
しいたげられた天才
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
「は、は、は、なんでも、ひとのできないことを、するのでなくちゃ、だめなのさ。」と、
秀吉
(
ひできち
)
は、
自信
(
じしん
)
ありげに、いいました。
さか立ち小僧さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
空
(
あ
)
き
地
(
ち
)
にいた、
多
(
おお
)
くの
子
(
こ
)
どもたちにも、その
話
(
はなし
)
がわかるので、みんな
目
(
め
)
を
輝
(
かがや
)
かしながら、
秀吉
(
ひできち
)
の
顔
(
かお
)
を
見
(
み
)
つめて、
聞
(
き
)
いていました。
さか立ち小僧さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「どこへいったかな。ペスはもうおらないよ。」と、
秀吉
(
ひできち
)
は
炉
(
ろ
)
ばたへもどると
兄
(
あに
)
を
見
(
み
)
ました。
兄
(
あに
)
は
下
(
した
)
をむいて、
黙
(
だま
)
っていました。
ペスときょうだい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
秀吉
(
ひできち
)
はびっくりしたというより、あてがちがって、
別
(
べつ
)
の
世界
(
せかい
)
へ
飛
(
と
)
びこんだごとく、
後悔
(
こうかい
)
が
先
(
さき
)
に
立
(
た
)
ち、とまどいしてしまいました。
しいたげられた天才
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
真夜中
(
まよなか
)
ごろでした。
秀吉
(
ひできち
)
はふと
目
(
め
)
をさますと、
兄
(
あに
)
をおこさないようにそっと
床
(
とこ
)
からぬけだして、
犬小屋
(
いぬごや
)
へいってみました。
ペスときょうだい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
日
(
ひ
)
、
秀吉
(
ひできち
)
のかいた
自由画
(
じゆうが
)
は、これまでになかった
特異
(
とくい
)
のものです。
少年
(
しょうねん
)
らしい
人間
(
にんげん
)
が
雪中
(
せっちゅう
)
に
埋
(
う
)
もれて
倒
(
たお
)
れていました。
天女とお化け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「さあ、どちらかなあ。」と、
秀吉
(
ひできち
)
は、
口
(
くち
)
ごもって、
彼
(
かれ
)
は
顔
(
かお
)
を
赤
(
あか
)
くして、
最初
(
さいしょ
)
の
質問
(
しつもん
)
に、
自分
(
じぶん
)
がわからなくなりました。
しいたげられた天才
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
秀吉
(
ひできち
)
が
戸
(
と
)
をあけたときは、もうペスのかげはそこになかったのです。ただしきりとふる
雪
(
ゆき
)
が、すきまをもれるともしびにてらされたばかりでした。
ペスときょうだい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
日
(
ひ
)
秀吉
(
ひできち
)
は、
K
(
ケー
)
にいわれるまま、
彼
(
かれ
)
の
家
(
いえ
)
へ
遊
(
あそ
)
びによったのでした。
学校
(
がっこう
)
でも
K
(
ケー
)
は、よくできるという
評判
(
ひょうばん
)
でした。
天女とお化け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
男
(
おとこ
)
が、
泣
(
な
)
くものでない。さあ、
私
(
わたし
)
のそばへおいで。」といって、
太
(
ふと
)
い
自分
(
じぶん
)
の
体
(
からだ
)
で
秀吉
(
ひできち
)
を
支
(
ささ
)
えてくれました。
学校の桜の木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
弟
(
おとうと
)
の
秀吉
(
ひできち
)
は、よく
眠
(
ねむ
)
っているとみえて、二
階
(
かい
)
はしんとしていました。
宵
(
よい
)
のうちはみんなが
話
(
はなし
)
をしていた
茶
(
ちゃ
)
の
間
(
ま
)
の、
柱
(
はしら
)
にかかっている
時計
(
とけい
)
は、やがて二
時
(
じ
)
を
打
(
う
)
ちました。
火事
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
弟
(
おとうと
)
の
秀吉
(
ひできち
)
は、こういうと
同時
(
どうじ
)
に
飛
(
と
)
び
起
(
お
)
きて、
障子
(
しょうじ
)
を
開
(
あ
)
け、
窓
(
まど
)
の
雨戸
(
あまど
)
を
繰
(
く
)
りました。
火事
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
秀
常用漢字
中学
部首:⽲
7画
吉
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
“秀吉”で始まる語句
秀吉公
秀吉方
秀吉勢