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畑中
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はたなか
ふりがな文庫
“
畑中
(
はたなか
)” の例文
東海道線
(
とうかいだうせん
)
と
山
(
やま
)
の
手
(
て
)
線
(
せん
)
と
合
(
がつ
)
して
居
(
ゐ
)
る
鐵道線路
(
てつだうせんろ
)
の
右手
(
みぎて
)
の
臺地
(
だいち
)
がそれで、
大井
(
おほゐ
)
の
踏切
(
ふみきり
)
から
行
(
ゆ
)
けば、
鐵道官舍
(
てつだうくわんしや
)
の
裏
(
うら
)
から
畑中
(
はたなか
)
に
入
(
い
)
るのである。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
ところが安房の方では
神余
(
かなまり
)
の
畑中
(
はたなか
)
という部落に、川の流れから塩の井の湧くところがあって、今でもその由来を伝えています。
日本の伝説
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
阿Qは顫える足を踏みしめて桑の樹に
攀
(
よ
)
じ昇り、
畑中
(
はたなか
)
へ飛び下りると、そこは繁りに繁っていたが、
老酒
(
ラオチュ
)
も饅頭も食べられそうなものは一つもない。
阿Q正伝
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
亀井
(
かめい
)
、
片岡
(
かたおか
)
、
鷲尾
(
わしのお
)
、四天王の松は、
畑中
(
はたなか
)
、
畝
(
あぜ
)
の
四処
(
よところ
)
に、雲を
鎧
(
よろ
)
い、
繇糸
(
ゆるぎいと
)
の風を浴びつつ、
或
(
ある
)
ものは
粛々
(
しゅくしゅく
)
として
衣河
(
ころもがわ
)
に枝を
聳
(
そびや
)
かし、
或
(
ある
)
ものは
恋々
(
れんれん
)
として、
高館
(
たかだち
)
に
梢
(
こずえ
)
を伏せたのが
七宝の柱
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
畑中
(
はたなか
)
の
路
(
みち
)
の
涯
(
はて
)
に
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
看
(
み
)
よ、
他
(
ほか
)
に
人一個
(
ひとひとり
)
居
(
を
)
らぬ
畑中
(
はたなか
)
。
其所
(
そこ
)
にわびしき
天幕
(
てんと
)
を
張
(
は
)
りて、
降
(
ふ
)
るや
降
(
ふ
)
らずの
中
(
なか
)
に
居
(
ゐ
)
る。それで
叔母達
(
をばたち
)
は
去
(
さ
)
るとも、
叔父
(
をぢ
)
と
共
(
とも
)
に
此所
(
こゝ
)
に
留
(
とゞま
)
るといふ。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
はい、浪打際に
子産石
(
こうみいし
)
と云うのがござんす。これこれでここの名所、と
土地
(
ところ
)
自慢も、優しく教えて、石段から
真直
(
まっす
)
ぐに、
畑中
(
はたなか
)
を切って出て見なさんせ、と指さしをしてくれました。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
加之
(
それに
)
、
前
(
まへ
)
の
諸氏
(
しよし
)
が
發掘
(
はつくつ
)
したのは、
畑中
(
はたなか
)
に
塚
(
つか
)
の
形
(
かたち
)
を
成
(
な
)
して
居
(
ゐ
)
た
處
(
ところ
)
で、それは
今
(
いま
)
開
(
ひら
)
かれて
形
(
かたち
)
を
留
(
と
)
めぬ。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
最後
(
さいご
)
の
日
(
ひ
)
に、
偶然
(
ぐうぜん
)
にも、それは
鶴見驛
(
つるみえき
)
から
線路
(
せんろ
)
を
起
(
こ
)
して、
少許
(
すこし
)
行
(
ゆ
)
つた
畑中
(
はたなか
)
の、
紺屋
(
こうや
)
の
横手
(
よこて
)
の
畑中
(
はたなか
)
から
掘出
(
ほりだ
)
しつゝあるのを
見出
(
みいだ
)
した。
普通
(
ふつう
)
貝塚
(
かひづか
)
などの
有
(
あ
)
るべき
個所
(
かしよ
)
ではない、
極
(
きは
)
めて
低地
(
ていち
)
だ。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
玄子
(
げんし
)
と
余
(
よ
)
とは
先
(
ま
)
づ
林
(
はやし
)
に
入
(
い
)
りて、
樹
(
き
)
の
枝
(
えだ
)
を
折
(
を
)
り
來
(
きた
)
り、それを
柱
(
はしら
)
として
畑中
(
はたなか
)
に
立
(
た
)
て、
日避
(
ひよけ
)
の
布片
(
きれ
)
を
天幕
(
てんと
)
の
如
(
ごと
)
く
張
(
は
)
り、
豆
(
まめ
)
の
莖
(
くき
)
の
束
(
たば
)
にしてあるのを
借
(
か
)
り
來
(
きた
)
つて、
地
(
ち
)
に
置
(
お
)
き、
其上
(
そのうへ
)
に
布呂敷
(
ふろしき
)
シオルなど
敷
(
し
)
いて
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
畑
常用漢字
小3
部首:⽥
9画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“畑中”で始まる語句
畑中道
畑中正作
畑中藤次郎