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駿河臺
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するがだい
ふりがな文庫
“
駿河臺
(
するがだい
)” の例文
新字:
駿河台
お銀の奉公先は、江州の小室で一萬二千石の領主小堀和泉守樣——江戸御上屋敷は
駿河臺
(
するがだい
)
だ。奧方には御姫樣ばかりで跡取が無い。
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
駿河臺
(
するがだい
)
の
紅梅町
(
こうばいちやう
)
にその
名
(
な
)
も
薫
(
か
)
ほる
明治
(
めいぢ
)
の
功臣
(
こうしん
)
、
竹村子爵
(
たけむらししやく
)
との
尊稱
(
そんしよう
)
は
千軍万馬
(
せんぐんまんば
)
のうちに
含
(
ふく
)
みし、つぼみの
花
(
はな
)
の
開
(
ひら
)
けるにや、
夫
(
それ
)
が
次男
(
じなん
)
に
緑
(
みどり
)
とて
才識
(
さいしき
)
並
(
な
)
らび
備
(
そな
)
はる
美少年
(
びせうねん
)
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
今日
(
けふ
)
も
燒
(
や
)
けあとを
通
(
とほ
)
つたがね、
學校
(
がくかう
)
と
病院
(
びやうゐん
)
に
火
(
ひ
)
がかゝつたのに
包
(
つゝ
)
まれて、
駿河臺
(
するがだい
)
の、あの
崖
(
がけ
)
を
攀
(
よ
)
ぢ
上
(
のぼ
)
つて
逃
(
に
)
げたさうだが、よく、あの
崖
(
がけ
)
が
上
(
のぼ
)
られたものだと
思
(
おも
)
ふよ。
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
駿河臺
(
するがだい
)
の
少
(
すこ
)
しものさびれたところに、
活動
(
くわつどう
)
の
廣告
(
くわうこく
)
の
赤
(
あか
)
い
行燈
(
あんどん
)
が、ぽつかりとついてゐたのが
妙
(
めう
)
に
頭
(
あたま
)
に
殘
(
のこ
)
りました。なんだかそれが
如何
(
いか
)
にもかう、
初冬
(
しよとう
)
の
一夜
(
いちや
)
といふやうな
感
(
かん
)
じを起させました。
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
東向の腰の低い一間窓は大きく開いて、此處から
碧梧桐
(
あをぎり
)
の葉に邪魔され乍ら、お隣の庭越しに、神田から
駿河臺
(
するがだい
)
の景色がよく見えます。
銭形平次捕物控:279 持参千両
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
さればこそ
一
(
ひと
)
たび
見
(
み
)
たるは
先
(
ま
)
づ
驚
(
おどろ
)
かれ
再
(
ふたゝ
)
び
見
(
み
)
たるは
頭
(
かしら
)
やましく
駿河臺
(
するがだい
)
の
杏雲堂
(
きやううんだう
)
に
其頃
(
そのころ
)
腦病患者
(
なうびやうくわんじや
)
の
多
(
おほ
)
かりしこと
一
(
ひと
)
つに
此娘
(
このむすめ
)
が
原因
(
もと
)
とは
商人
(
あきうど
)
のする
掛直
(
かけね
)
なるべけれど
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
其美
(
そのび
)
は
爭
(
あらそ
)
はれず
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
實家
(
じつか
)
は
上野
(
うへの
)
の
新坂下
(
しんざかした
)
、
駿河臺
(
するがだい
)
への
路
(
みち
)
なれば
茂
(
しげ
)
れる
森
(
もり
)
の
木
(
こ
)
のした
暗侘
(
やみわび
)
しけれど、
今宵
(
こよひ
)
は
月
(
つき
)
もさやかなり、
廣小路
(
ひろこうぢ
)
へ
出
(
いづ
)
れば
晝
(
ひる
)
も
同樣
(
どうやう
)
、
雇
(
やと
)
ひつけの
車宿
(
くるまやど
)
とて
無
(
な
)
き
家
(
いへ
)
なれば
路
(
みち
)
ゆく
車
(
くるま
)
を
窓
(
まど
)
から
呼
(
よ
)
んで
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
母親
(
はゝおや
)
は
無
(
な
)
けなしの
巾着
(
きんちやく
)
さげて
出
(
で
)
て
駿河臺
(
するがだい
)
まで
何程
(
いくら
)
でゆくと
門
(
かど
)
なる
車夫
(
しやふ
)
に
聲
(
こゑ
)
をかくるを、あ、お
母樣
(
つかさん
)
それは
私
(
わたし
)
がやりまする、
有
(
あり
)
がたう
御座
(
ござ
)
んしたと
温順
(
おとな
)
しく
挨拶
(
あいさつ
)
して、
格子戸
(
かうしど
)
くゞれば
顏
(
かほ
)
に
袖
(
そで
)
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
駿河臺
(
するがだい
)
の
錦野
(
にしきの
)
へと
駒下駄
(
こまげた
)
直
(
なほ
)
さする
日
(
ひ
)
の
多
(
おほ
)
かるを
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
駿
漢検準1級
部首:⾺
17画
河
常用漢字
小5
部首:⽔
8画
臺
部首:⾄
14画
“駿河臺”で始まる語句
駿河臺下