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電光
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でんこう
ふりがな文庫
“
電光
(
でんこう
)” の例文
浪打際
(
なみうちぎわ
)
を
歩
(
ある
)
いたように
感
(
かん
)
じたのはホンの一
瞬間
(
しゅんかん
)
、
私達
(
わたくしたち
)
はいつしか
電光
(
でんこう
)
のように
途中
(
とちゅう
)
を
飛
(
と
)
ばして、
例
(
れい
)
のお
宮
(
みや
)
の
社頭
(
しゃとう
)
に
立
(
た
)
っていました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
その時、それと同時に、
呂宋兵衛
(
るそんべえ
)
はとんできた鷲の背なかへ乗りうつっていた——ほとんど、
電光
(
でんこう
)
一
過
(
か
)
——
目
(
ま
)
ばたきする
間
(
ま
)
だ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
すさまじい
電光
(
でんこう
)
と
雷鳴
(
らいめい
)
と黒雲との
渦巻
(
うずま
)
いた中に、金の日の丸がぴかりと光っただけで、後は何にもわかりませんでした。
雷神の珠
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
野原
(
のはら
)
を
越
(
こ
)
して、
海岸
(
かいがん
)
に
出
(
で
)
たときには、
海
(
うみ
)
の
上
(
うえ
)
は、
墨
(
すみ
)
を
流
(
なが
)
したように
暗
(
くら
)
くなって、
電光
(
でんこう
)
は
流
(
なが
)
れ、
雷
(
かみなり
)
はすぐ
近
(
ちか
)
くで
鳴
(
な
)
り、たきのような
太
(
ふと
)
い
雨
(
あめ
)
が
降
(
ふ
)
ってきました。
お母さんのかんざし
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
主人の声をきいたフハンは、矢のごとく走ってきた、かれは主人の顔をちょっとながめて、すぐ穴のはしから底を見おろした、とたんに
電光
(
でんこう
)
のごとく穴のなかへおどりこんだ。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
▼ もっと見る
又
(
また
)
菜花煙
(
さいかえん
)
の
彼方此方
(
かなたこなた
)
に
電光
(
でんこう
)
の
閃
(
ひらめ
)
くのが
見
(
み
)
られる。この
際
(
さい
)
の
雷鳴
(
らいめい
)
は
噴火
(
ふんか
)
の
音
(
おと
)
に
葬
(
はうむ
)
られてしまふが、これは
單
(
たん
)
に
噴煙上
(
ふんえんじよう
)
にて
放電
(
ほうでん
)
するのみで、
地上
(
ちじよう
)
に
落雷
(
らくらい
)
した
例
(
れい
)
がないといはれてゐる。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
「飛んだ悟道だ。相変らず
春風影裏
(
しゅんぷうえいり
)
に
電光
(
でんこう
)
をきってるね」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
と思うと、その三名は、
電光
(
でんこう
)
一
瞬
(
しゅん
)
のまにたおれ、すさまじい一
陣
(
じん
)
の風をついて、何者かが、向かってくる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
夕焼
(
ゆうや
)
けのした
晩方
(
ばんがた
)
に、
海
(
うみ
)
の
上
(
うえ
)
を、
電光
(
でんこう
)
がし、ゴロゴロと
雷
(
かみなり
)
が
鳴
(
な
)
って、ちょうど
馬車
(
ばしゃ
)
の
駆
(
か
)
けるように、
黒雲
(
くろくも
)
がいくのが
見
(
み
)
られます。それを
見
(
み
)
ると、この
町
(
まち
)
の
人々
(
ひとびと
)
は
赤い姫と黒い皇子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そう
言
(
い
)
われた
時
(
とき
)
の
私
(
わたくし
)
の
頭脳
(
あたま
)
の
中
(
なか
)
には、
旧
(
ふる
)
い
旧
(
ふる
)
い
記憶
(
きおく
)
が
電光
(
でんこう
)
のように
閃
(
ひらめ
)
きました。——
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
ヴェスヴィオの
千九百六年
(
せんくひやくろくねん
)
の
大噴火
(
だいふんか
)
に
於
(
おい
)
て、
非常
(
ひじよう
)
に
強
(
つよ
)
い
電氣
(
でんき
)
を
帶
(
お
)
びた
噴煙
(
ふんえん
)
を
認
(
みと
)
めたこともあり、その
靡
(
なび
)
いた
煙
(
けむり
)
に
近
(
ちか
)
づいた
時
(
とき
)
、
服裝
(
ふくそう
)
につけてゐた
金屬
(
きんぞく
)
の
各尖端
(
かくせんたん
)
から
電光
(
でんこう
)
を
發
(
はつ
)
したことも
經驗
(
けいけん
)
せられてゐる。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
達吉
(
たつきち
)
は、ぴかり、ゴロゴロ、ド、ドンという
電光
(
でんこう
)
と
雷鳴
(
らいめい
)
のものすごい
光景
(
こうけい
)
に、
父
(
ちち
)
が
戦死
(
せんし
)
したときのことを
想像
(
そうぞう
)
して、つい
思
(
おも
)
ったことを
口
(
くち
)
に
出
(
だ
)
して、きいたのであります。すると、
准尉
(
じゅんい
)
は
僕はこれからだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
恰
(
あだか
)
も
電光
(
でんこう
)
と
雷鳴
(
らいめい
)
との
關係
(
かんけい
)
のようなものである。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
“電光”の解説
電光(でんこう)は、大日本帝国海軍が開発させ、太平洋戦争後半に試作された夜間戦闘機である。機体略番は「S1A1」。
(出典:Wikipedia)
電
常用漢字
小2
部首:⾬
13画
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
“電光”で始まる語句
電光石火
電光形
電光艇
電光影裏
電光朝露
電光影裡
電光晃耀
電光石化
電光影裏斬春風
電光石火的面談記