トップ
>
隔
>
へだゝ
ふりがな文庫
“
隔
(
へだゝ
)” の例文
さうした私共の間にまだとれない
隔
(
へだゝ
)
りがある
理由
(
わけ
)
の一つは彼が割合に家庭にゐることが少なかつたのにもよつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
横手村
(
よこてむら
)
と
謂
(
い
)
つても、町とは人家続きになつて
居
(
ゐ
)
て、十
町
(
ちやう
)
と
隔
(
へだゝ
)
つては
居
(
ゐ
)
なかつた。
其
(
その
)
近所と思はれる
処
(
ところ
)
に行くと、野菜の車を曳いて、向ふから男が
遣
(
や
)
つて来る。
父の墓
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
傍
(
そば
)
にゐた
者
(
もの
)
は
直
(
す
)
ぐに
院長
(
ゐんちやう
)
に
此
(
こ
)
の
人間
(
にんげん
)
を
紹介
(
せうかい
)
した、
猶且
(
やはり
)
ドクトルで、
何
(
なん
)
だとかと
云
(
い
)
ふポーランドの
云
(
い
)
ひ
惡
(
にく
)
い
名
(
な
)
、
此
(
こ
)
の
町
(
まち
)
から三十ヴエルスタ
計
(
ばか
)
り
隔
(
へだゝ
)
つてゐる、
或
(
あ
)
る
育馬所
(
いくばしよ
)
に
居
(
ゐ
)
る
者
(
もの
)
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
提唱
(
ていしやう
)
のある
場所
(
ばしよ
)
は、
矢張
(
やは
)
り
一窓庵
(
いつさうあん
)
から一
町
(
ちやう
)
も
隔
(
へだゝ
)
つてゐた。
蓮池
(
れんち
)
の
前
(
まへ
)
を
通
(
とほ
)
り
越
(
こ
)
して、それを
左
(
ひだり
)
へ
曲
(
まが
)
らずに
眞直
(
まつすぐ
)
に
突
(
つ
)
き
當
(
あた
)
ると、
屋根瓦
(
やねがはら
)
を
嚴
(
いか
)
めしく
重
(
かさ
)
ねた
高
(
たか
)
い
軒
(
のき
)
が、
松
(
まつ
)
の
間
(
あひだ
)
に
仰
(
あふ
)
がれた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
宗助
(
そうすけ
)
の
家
(
うち
)
は
横丁
(
よこちやう
)
を
突
(
つ
)
き
當
(
あた
)
つて、
一番
(
いちばん
)
奧
(
おく
)
の
左側
(
ひだりがは
)
で、すぐの
崖下
(
がけした
)
だから、
多少
(
たせう
)
陰氣
(
いんき
)
ではあるが、
其
(
その
)
代
(
かは
)
り
通
(
とほ
)
りからは
尤
(
もつと
)
も
隔
(
へだゝ
)
つてゐる
丈
(
だけ
)
に、まあ
幾分
(
いくぶん
)
か
閑靜
(
かんせい
)
だらうと
云
(
い
)
ふので、
細君
(
さいくん
)
と
相談
(
さうだん
)
の
上
(
うへ
)
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
とても滿足どころではございませんの。自分の頭で考へることゝ手ですることゝの
隔
(
へだゝ
)
りがあまりひどくつて、隨分悲しうございました。何時でも私は自分では到底現はせないやうなものを
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
もし
自然
(
しぜん
)
が
此儘
(
このまゝ
)
に
無爲
(
むゐ
)
の
月日
(
つきひ
)
を
驅
(
か
)
つたなら、
久
(
ひさ
)
しからぬうちに、
坂井
(
さかゐ
)
は
昔
(
むかし
)
の
坂井
(
さかゐ
)
になり、
宗助
(
そうすけ
)
は
元
(
もと
)
の
宗助
(
そうすけ
)
になつて、
崖
(
がけ
)
の
上
(
うへ
)
と
崖
(
がけ
)
の
下
(
した
)
に
互
(
たがひ
)
の
家
(
いへ
)
が
懸
(
か
)
け
隔
(
へだゝ
)
る
如
(
ごと
)
く、
互
(
たがひ
)
の
心
(
こゝろ
)
も
離
(
はな
)
れ
離
(
ばな
)
れになつたに
違
(
ちがひ
)
なかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
隔
常用漢字
中学
部首:⾩
13画
“隔”を含む語句
間隔
懸隔
隔意
遠隔
隔離
隔絶
分隔
隔日
隔心
隔子
相隔
隔膜
疎隔
隔世
隔靴掻痒
横隔膜
離隔
阻隔
隔在的
隔月
...