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連添
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つれそ
ふりがな文庫
“
連添
(
つれそ
)” の例文
且
(
か
)
つ
其
(
そ
)
の
乘組
(
のりく
)
んだ
艦
(
ふね
)
の
帆柱
(
ほばしら
)
に、
夕陽
(
せきやう
)
の
光
(
ひかり
)
を
浴
(
あ
)
びて、一
羽
(
は
)
雪
(
ゆき
)
の
如
(
ごと
)
き
鷹
(
たか
)
の
來
(
きた
)
り
留
(
とま
)
つた
報
(
はう
)
を
受
(
う
)
け
取
(
と
)
つた
時
(
とき
)
、
連添
(
つれそ
)
ふ
身
(
み
)
の
民子
(
たみこ
)
は
如何
(
いか
)
に
感
(
かん
)
じたらう。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
以前からお
連添
(
つれそ
)
いになっている藤間勘次さんが、藤間静枝の「
藤蔭会
(
とういんかい
)
」の第一回に出られた時のことで、日本橋の
常盤
(
ときわ
)
倶楽部で御座いました。
平塚明子(らいてう)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
もしそれ持参金つきの箱入娘貰つたやうに万事遠慮我慢して
連添
(
つれそ
)
ふ位ならば何も世間親類に
後指
(
うしろゆび
)
さされてまでそれ
者
(
しゃ
)
を
家
(
うち
)
に入るるの要あらんや。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
意気地の無い亭主に
連添
(
つれそ
)
うお蔭で、彼の妻は女中無しの
貧乏世帯
(
びんぼうじょたい
)
は可なり持馴れた。自然が好きな彼女には、田園生活必しも苦痛ばかりではなかった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
そなたはいよいよ
神
(
かみ
)
として
祀
(
まつ
)
られることになり、
多年
(
たねん
)
連添
(
つれそ
)
った
良人
(
おっと
)
として
決
(
けっ
)
して
仇
(
あだ
)
やおろそかには
考
(
かんが
)
えられない。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
永年
(
ながねん
)
連添
(
つれそ
)
う間には、
何家
(
どこ
)
でも
夫婦
(
ふうふ
)
の間に晴天和風ばかりは無い。夫が妻に対して
随分
(
ずいぶん
)
強い不満を
抱
(
いだ
)
くことも有り、妻が夫に対して
口惜
(
くや
)
しい
厭
(
いや
)
な
思
(
おもい
)
をすることもある。
鵞鳥
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
あなたが殺すなれば三年
連添
(
つれそ
)
って
居
(
お
)
るから
疾
(
とっく
)
に殺さなければならんに、貴方は
欺
(
だま
)
されて
居
(
お
)
るから、
私
(
わし
)
が其の事を忠告して
家
(
うち
)
へ帰れば、おあさどのが又
毎
(
いつ
)
もの
口前
(
くちまえ
)
で
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ヂュリ
殿御
(
とのご
)
ぢゃ、
惡
(
わる
)
う
言
(
い
)
うてならうか! あゝ、
我
(
わが
)
夫
(
つま
)
、どの
舌
(
した
)
で
滑
(
すべ
)
ッこうせうぞ、つい
三時
(
みとき
)
が
程
(
ほど
)
連添
(
つれそ
)
うた
妻
(
つま
)
の
口
(
くち
)
で
創
(
きず
)
だらけにしたお
前
(
まへ
)
の
名
(
な
)
を? とは
言
(
い
)
ひながら
何故
(
なぜ
)
殺
(
ころ
)
した
汝
(
おのれ
)
は
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
女の
連添
(
つれそ
)
わない若い男や、男の手を組まない若い女は、要するに敬太郎から見れば自然を
損
(
そこ
)
なった片輪に過ぎないので、彼が自分の知る彼らを頭のうちでかように組み合わせたのは
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
余
(
あんま
)
り
生地
(
いくぢ
)
が
無
(
な
)
さ
過
(
すぎ
)
る、そんな
生地
(
いくぢ
)
のない人と
連添
(
つれそ
)
つてゐるのは
嫌
(
いや
)
だ、
此子
(
このこ
)
はお
前
(
まへ
)
さんの
子
(
こ
)
だからお前さんが育てるが
宜
(
い
)
い、
私
(
わたし
)
はもつと
気丈
(
きぢやう
)
な人のところへ
縁付
(
かたづ
)
くから、といふ
薄情
(
はくじやう
)
な
言
(
い
)
ひ
分
(
ぶん
)
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
連
常用漢字
小4
部首:⾡
10画
添
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
“連”で始まる語句
連
連中
連立
連合
連歌
連翹
連絡
連繋
連環
連累