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星明
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ほしあか
ふりがな文庫
“
星明
(
ほしあか
)” の例文
そいつがこの
星明
(
ほしあか
)
りに浮かれ出して、フワフワと泳ぎ出したように、風に吹かれて深夜の街を散歩しているのだ。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
澄
(
す
)
んでいるとはいえ、月もどこかに、
星明
(
ほしあか
)
りでは、ただ
模糊
(
もこ
)
としたものよりほかに
下界
(
げかい
)
の
識別
(
しきべつ
)
がつかない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「へいへい、
合点
(
がってん
)
でげす。
月
(
つき
)
はなくとも
星明
(
ほしあか
)
り、
足許
(
あしもと
)
に
狂
(
くる
)
いはござんせんから
御安心
(
ごあんしん
)
を」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
「一
時
(
じ
)
十五
分前
(
ふんまへ
)
だ‥‥」と、
私
(
わたし
)
は
覺束
(
おぼつか
)
ない
星明
(
ほしあか
)
りに
腕時計
(
うでどけい
)
をすかして
見
(
み
)
ながら
答
(
こた
)
へた。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
見廻すに
闇
(
やみ
)
の夜なれども
星明
(
ほしあか
)
りに
透
(
すか
)
せば白き骨の多くありて何れが父の
骨
(
ほね
)
共
(
とも
)
知
(
し
)
れず
暫時
(
しばし
)
躊躇
(
ためらひ
)
居
(
ゐ
)
たりしが
骨肉
(
こつにく
)
の者の骨には
血
(
ち
)
の
染
(
しみ
)
ると聞し事あれば我が
血
(
ち
)
を
絞
(
しぼ
)
り掛て見んと
指
(
ゆび
)
を
噛
(
かみ
)
て
血
(
ち
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
星明
(
ほしあか
)
り白く乱れて
しやうりの歌
(新字旧仮名)
/
末吉安持
(著)
ましてや
他人
(
たにん
)
の
底
(
そこ
)
ふかき
計略
(
けいりやく
)
の
淵
(
ふち
)
知
(
し
)
るべきならねば
陷
(
おとしい
)
れられて
後
(
のち
)
の
一悔恨
(
ひとくわいこん
)
空
(
むな
)
しく
呑
(
の
)
む
涙
(
なみだ
)
の
晴
(
は
)
れ
間
(
ま
)
は
無
(
な
)
くて
降
(
ふ
)
りかゝる
憂苦
(
いうく
)
と
繋
(
つな
)
がるゝ
情緒
(
じやうちよ
)
に
思慮
(
しりよ
)
分別
(
ぶんべつ
)
も
烏羽玉
(
ぬばたま
)
の
闇
(
やみ
)
くらき
中
(
なか
)
にも
星明
(
ほしあか
)
りに
目
(
め
)
と
目
(
め
)
見合
(
みあは
)
せて
莞爾
(
につこ
)
とばかり
名殘
(
なごり
)
の
笑顏
(
ゑがほ
)
うら
淋
(
さび
)
しくいざと
促
(
うなが
)
せばいざと
答
(
こた
)
へて
流石
(
さすが
)
にたゆたは
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
も
算
(
かぞ
)
へつゝ
巧
(
たく
)
みも深き御
堀端
(
ほりばた
)
此處
(
ここ
)
ぞと
猶豫
(
ためらふ
)
一番町たやすく人は殺せぬ物と
田安
(
たやす
)
御門も
何時
(
いつ
)
か過ぎ心も
暗
(
くら
)
き
牛
(
うし
)
ヶ
淵
(
ふち
)
を右に
望
(
のぞ
)
みて
星明
(
ほしあか
)
り九段坂をも下り來て飯田町なる
堀留
(
ほりどめ
)
より過るも早き
小川町
(
をがはまち
)
水道橋
(
すゐだうばし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
鎭
(
しづ
)
めて
汝
(
おのれ
)
今頃
登山
(
とざん
)
なすからは
強盜
(
がうたう
)
か但し又我が如き心願にて夜參りする者なるか何にもせよ
訝
(
いぶ
)
かしと
星明
(
ほしあか
)
りに
透
(
すか
)
し見れば旅人と
思
(
おぼ
)
しく
菅笠
(
すげがさ
)
眞白
(
まつしろ
)
に光りたり
茲
(
こゝ
)
に又彼の石川安五郎は上新田村の
無量庵
(
むりやうあん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
星
常用漢字
小2
部首:⽇
9画
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
“星”で始まる語句
星
星辰
星霜
星影
星晴
星月夜
星屑
星野温泉
星斗
星座