日目にちめ)” の例文
第六 毎日まいにち一度いちど冷水ひやみづあるひ微温湯ぬるゆにて身體からだ清潔きれいぬぐひとり、肌着はだぎ着替きかへべし。入浴ふろは六七日目にちめごとなるたけあつからざるるべきこと
養生心得草 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
あつちにちやぜにらねえな、煙草たばこぷくふべえぢやなし、十五日目にちめ晦日みそかでそれまでは勘定かんぢやうなしでそのあひだこめでもまきでもみんな通帳かよひりてくれえなんだから
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
宗助そうすけ御米およね批評ひひやうに、同意どうい不同意ふどういへうしなかつた。んだ手紙てがみをさめて、げるやうにそこへはふして、四五日目にちめになる、ざら/\したあごを、氣味きみわるさうにまはした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
四五日目にちめ一人ひとり二人ふたりもあればいゝはうなので、道子みちこはそのころしきりひとうはさをする浅草公園あさくさこうゑん街娼がいしやうにならうと決心けつしんしたが、どのへんていゝのか見当けんたうがつかないので、様子やうすをさぐりに
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
御利益ごりやくひとへに願ひますと無理な願掛ぐわんがけをして、寿命じゆみやうを三ねんちゞめたので、おまへいたのは二十一日目にちめ満願まんぐわんぢやアないか、わたし今朝けさめてふとると、四辺あたりが見えないんだよ
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
『では十二日目にちめにはうしたの?』とあいちやんが熱心ねつしんつゞけました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
十五日目にちめらなくつちや財布せえふふくれねえが、またひやくでもつこはねえかんな
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)