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にちめ
四五
日目に
一人か
二人もあればいゝ
方なので、
道子はその
頃頻と
人の
噂をする
浅草公園の
街娼にならうと
決心したが、どの
辺に
出ていゝのか
見当がつかないので、
様子をさぐりに
御利益を
偏へに願ひますと無理な
願掛けをして、
寿命を三
年縮めたので、お
前の
眼が
開いたのは二十一
日目の
満願ぢやアないか、
私は
今朝眼が
覚めてふと
見ると、
四辺が見えないんだよ
『では十二
日目には
何うしたの?』と
愛ちやんが
熱心に
續けました。