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すなはち
ふりがな文庫
“
則
(
すなはち
)” の例文
御
墓
(
はか
)
は府にちかき四ツ辻といふ所に定め、 御
棺
(
くわん
)
をいだしけるに
途中
(
とちう
)
にとゞまりてうごかず、
則
(
すなはち
)
その所に葬り奉る、今の
神庿
(
しんべう
)
是なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「豈半塗而天奪之才乎。抑始有所倩。後失其人乎。」東京繁昌記は
則
(
すなはち
)
初
(
はじめ
)
よりして疎拙であつた。「呉々も馬鹿馬鹿敷書に而は御坐候也。」
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
此度英人殺傷之儀ニ付、 上様御書を以て御名江被
レ
遣、
則
(
すなはち
)
平山図書
(頭)
、戸川伊豆
(守)
、設楽岩次郎御来国ニ相成、其節英国軍艦も渡来
手紙:104 慶応三年九月十日 長崎奉行あて差出の草案
(新字旧仮名)
/
坂本竜馬
(著)
更に進みて仙童に言はせたる予言の
中
(
うち
)
に、「今この
八
(
やつ
)
の子を
遺
(
のこ
)
せり。八は
則
(
すなはち
)
八房の八を
象
(
かたど
)
り。又法華経の
巻
(
まき
)
の
数
(
かず
)
なり。」
処女の純潔を論ず:(富山洞伏姫の一例の観察)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
さては、
高
(
たか
)
きは
秦嶺也
(
しんれいなり
)
。
昌黎
(
しやうれい
)
嗟嘆
(
さたん
)
すること
久
(
ひさし
)
うして
曰
(
いは
)
く、
吾
(
われ
)
今
(
いま
)
にして
仙葩
(
せんぱ
)
を
視
(
み
)
たり。
汝
(
なんぢ
)
のために
彼
(
か
)
の
詩
(
し
)
を
全
(
まつた
)
うせんと。
韓文公
(
かんぶんこう
)
が
詩集
(
ししふ
)
のうちに、
一封朝奏九重天
(
いつぷうあしたにそうすきうちようのてん
)
—
云々
(
うんぬん
)
とあるもの
則
(
すなはち
)
是
(
これ
)
。
花間文字
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
口傳相承
(
くでんさうしよう
)
の事は、
此辨公
(
このべんこう
)
(
註
(
ちう
)
・
使僧日昭
(
しそうにつせう
)
)にくはしく申ふくめて候。
則
(
すなはち
)
、
如來使
(
によらいのつかひ
)
なるべし。
返々
(
かへす/″\
)
も信心候べし。天照大神は
玉
(
たま
)
をそさのをのみこにさづけて、
玉
(
たま
)
の
如
(
ごと
)
くの
子
(
こ
)
をまふけたり。
尼たちへの消息:――よく生きよとの――
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
止め給ふ事
肝要
(
かんえう
)
ならんと申ければ
則
(
すなはち
)
兩國橋
(
りやうごくばし
)
と
永代
(
えいたい
)
との間へ
新大橋
(
しんおほはし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
御
墓
(
はか
)
は府にちかき四ツ辻といふ所に定め、 御
棺
(
くわん
)
をいだしけるに
途中
(
とちう
)
にとゞまりてうごかず、
則
(
すなはち
)
その所に葬り奉る、今の
神庿
(
しんべう
)
是なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
死骸葬り得さすべしと
仰有之候
(
おほせこれありそろ
)
に付、
則
(
すなはち
)
菩提所傳通院寺中昌林院へ
埋
(
うづ
)
め、今猶墳墓あれども、一華を
手向
(
たむく
)
る者もなし、僅に番町邊の人一人正忌日にのみ參詣すと云ふ
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
よに
幸
(
さち
)
なきもの二ツあり。又幸あるものふたつあり。
則
(
すなはち
)
吾儕
(
わなみ
)
と
汝
(
なんぢ
)
なり。己れは国主の
息女
(
むすめ
)
なれども。義を重しとするゆゑに。畜生に
伴
(
ともなは
)
る。これこの身の不幸なり。しかれども
穢
(
けが
)
し犯されず。
処女の純潔を論ず:(富山洞伏姫の一例の観察)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
かんじける
誠
(
まことに
)
正直
(
しやうぢき
)
理非
(
りひ
)
全
(
まつた
)
ふして
糸筋
(
いとすぢ
)
の別れたるが如くなりしとかや其後
正徳
(
しやうとく
)
六年四月
晦日
(
みそか
)
將軍家繼公
(
しやうぐんいへつぐこう
)
御多界
(
ごたかい
)
まし/\
則
(
すなはち
)
有章院殿と號し奉る御
繼子
(
けいし
)
無
(
なく
)
是によつて御三家より
御養子
(
ごやうし
)
なり
東照宮
(
とうせうぐう
)
に御
血脉
(
けつみやく
)
近
(
ちか
)
きによつて御三家の内にても
尾州公
(
びしうこう
)
紀州公
(
きしうこう
)
御兩家
御帶座
(
ごたいざ
)
にて則ち紀州公
上座
(
じやうざ
)
に
直
(
なほ
)
り給ふ此君
仁義
(
じんぎ
)
兼徳
(
けんとく
)
にまし/\
吉宗公
(
よしむねこう
)
と申
將軍
(
しやうぐん
)
となり給ふ
其後
(
そのご
)
諸侯
(
しよこう
)
の心を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
掘
(
ほ
)
るには木にて
作
(
つく
)
りたる
鋤
(
すき
)
を
用
(
もち
)
ふ、
里言
(
りげん
)
にこすきといふ、
則
(
すなはち
)
木鋤
(
こすき
)
也。
椈
(
ぶな
)
といふ木をもつて作る、
木質
(
きのしやう
)
軽強
(
ねばく
)
して
折
(
をる
)
る事なく
且
(
かつ
)
軽
(
かろ
)
し、
形
(
かたち
)
は鋤に
似
(
に
)
て
刃
(
は
)
広
(
ひろ
)
し。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
予
(
よ
)
去る頃此滝の石を取よせし人ありて見るに、常の石にあらず
全躰
(
ぜんたい
)
鐘乳
(
しようにう
)
なり、木の葉など石中にふくむ
則
(
すなはち
)
石なり。
雲林石譜
(
うんりんせきふ
)
にいふ
鐘乳
(
しようにう
)
の
転化
(
てんくわ
)
して石になるならん云云。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
予
(
よ
)
去る頃此滝の石を取よせし人ありて見るに、常の石にあらず
全躰
(
ぜんたい
)
鐘乳
(
しようにう
)
なり、木の葉など石中にふくむ
則
(
すなはち
)
石なり。
雲林石譜
(
うんりんせきふ
)
にいふ
鐘乳
(
しようにう
)
の
転化
(
てんくわ
)
して石になるならん云云。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
(此火にて餅をやきてくらふ、病をのぞくといふ世にふるくありし事なり)
是
(
これ
)
則
(
すなはち
)
爆竹左義長
(
ばくちくさぎちやう
)
なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“則”の意味
《名詞》
(ソク、のり)きまり。規則。
(のり)模範。手本。
(のり)道理。道徳。
(のり)方式。やり方。
(出典:Wiktionary)
則
常用漢字
小5
部首:⼑
9画
“則”を含む語句
規則
法則
規則正
正則
則祐
定則
方則
寺島宗則
一則
原則
不規則
則村
則天武后
神吉長則
常則
宗則
則房
程順則
光則翁
是則
...