トップ
>
連絡
>
れんらく
ふりがな文庫
“
連絡
(
れんらく
)” の例文
翌日からバクスターの
設計
(
せっけい
)
で、この新しい洞と、古い洞との
連絡
(
れんらく
)
をひろげ、入り口にはサクラ号からとってきたとびらをとりつけた。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
七人の同志と相談して、チリヂリバラバラになり、芳村道之丞は其中心人物として、長い間一味の
連絡
(
れんらく
)
に當つて居りました。
銭形平次捕物控:008 鈴を慕う女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「それはないね。今のところは、軍人だけの仕事のように思えるんだ。もっとも、農民と何か
連絡
(
れんらく
)
があるかもしれん、なんて噂もとんでいる。」
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
ただ
考
(
かんが
)
え
性
(
しょう
)
な主人の頭には、花前のように、きのうときょうとの
連絡
(
れんらく
)
もなく、もちろんきょうとあすとの連絡もない。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
大體
(
だいたい
)
太平洋沿岸地方
(
たいへいようえんがんちほう
)
は
火山
(
かざん
)
の
列
(
れつ
)
を
以
(
もつ
)
て
連絡
(
れんらく
)
を
取
(
と
)
つてゐるので、わが
國
(
くに
)
の
火山列
(
かざんれつ
)
も、
千島
(
ちしま
)
、アレウト
群島
(
ぐんとう
)
を
經
(
へ
)
てアメリカの
火山列
(
かざんれつ
)
につながつてゐるのである。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
▼ もっと見る
是が成功すると、代助の神経が
生
(
うま
)
れ
代
(
かは
)
つた様に落ち付いて、
世間
(
せけん
)
との
連絡
(
れんらく
)
が、前よりは比較的
楽
(
らく
)
に取れる。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
もちろんたゞの
枕詞
(
まくらことば
)
だけでなく、
夕月
(
ゆふづき
)
の
頃
(
ころ
)
にほんのり
見
(
み
)
えかけたといふ
意味
(
いみ
)
にはいつてゐるのですが、
學問的
(
がくもんてき
)
にもこの
二
(
ふた
)
つの
句
(
く
)
の
連絡
(
れんらく
)
をつけてゐるわけなのです。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
つまりすべてに
亘
(
わた
)
りて
連絡
(
れんらく
)
はとれて
居
(
お
)
り
乍
(
なが
)
ら、しかしそのお
受持
(
うけもち
)
がそれぞれ
異
(
ちが
)
うのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
然
(
さ
)
うして二
箇
(
こ
)
は
内部
(
ないぶ
)
で
連絡
(
れんらく
)
して
居
(
ゐ
)
るといふ
事
(
こと
)
が
分
(
わか
)
つたので、
何
(
な
)
んだか
張合
(
はりあひ
)
は
拔
(
ぬ
)
けて
來
(
く
)
る。
小雨
(
こさめ
)
は
降
(
ふ
)
り
出
(
だ
)
す。
新聞記者連
(
しんぶんきしやれん
)
はそろ/\
惡口
(
わるくち
)
を
始
(
はじ
)
める。
地主連
(
ぢぬしれん
)
はまご/\して
居
(
ゐ
)
る。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
公用人の平岡円四郎の
前発
(
ぜんぱつ
)
は、その旅館の準備やら、
公卿方
(
くげがた
)
との意志の
連絡
(
れんらく
)
を、慶喜の着京前に工作しておくためで、渋沢栄一もまた、円四郎の仕事を向うで助けるためと
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
えとろふ丸なんて云う荷物を一杯に積んだ大きな船もあれば白く
塗
(
ぬ
)
られた
連絡
(
れんらく
)
船もある。
風野又三郎
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
何んとはなしに
連絡
(
れんらく
)
とって、わが物顔にぞめいて歩き、旅人にぶつかって喧嘩を売ったり——わけても民弥と梶子との二人へ、悪てんごうを仕掛けるのが、苦にかかる現象というべきで
猫の蚤とり武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
と、イワン、デミトリチは
俄
(
にわか
)
に
思想
(
しそう
)
の
連絡
(
れんらく
)
を
失
(
うしな
)
って、
残念
(
ざんねん
)
そうに
額
(
ひたい
)
を
擦
(
こす
)
った。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
ヤトナというのはいわば臨時雇で
宴会
(
えんかい
)
や
婚礼
(
こんれい
)
に出張する有芸仲居のことで、芸者の花代よりは随分安上りだから、けちくさい宴会からの需要が多く、おきんは芸者上りのヤトナ数人と
連絡
(
れんらく
)
をとり
夫婦善哉
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
『そんな話なんだがね、
音羽
(
おとわ
)
の護国寺前から江戸川を渡って真直に矢来の交番下まで来る電車が更に榎町から弁天町を抜けて、ここからずっと四谷の塩町とかへ
連絡
(
れんらく
)
する予定になっているそうだ。』
早稲田神楽坂
(新字新仮名)
/
加能作次郎
(著)
兵営
(
へいえい
)
の
高塀
(
たかべい
)
と
歩哨
(
ほせう
)
の
銃剣
(
じゅうけん
)
とはお
互
(
たがひ
)
の
連絡
(
れんらく
)
を
断
(
た
)
ってしまった
一九三二・二・二六:―白テロに斃た××聯隊の革命的兵士に―
(新字旧仮名)
/
槙村浩
(著)
「ふうん。どういう字書くんだ。
連絡
(
れんらく
)
の連か」
うた時計
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
萬一千之助を突き落したのが一人でなかつた時、仲間で
連絡
(
れんらく
)
を取つて、口を合せられては叶ひません。急いで三人に逢はうとしたのは其爲です。
銭形平次捕物控:056 地獄から来た男
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
将来の
連絡
(
れんらく
)
提携
(
ていけい
)
のために非常にいいのではないかと考え、そういうことにプログラムを組んでおきました。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
鹿之介幸盛と安土との間にも、すでに一脈の
連絡
(
れんらく
)
が通じていた。これも直接ではなく、もっぱら丹波方面に活躍している明智光秀と細川藤孝を介して、他日の内約が結ばれていたものである。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
此新發見
(
このしんはつけん
)
の
奇怪
(
きくわい
)
なる
貝塚
(
かひづか
)
と、
前
(
まへ
)
の
奇怪
(
きくわい
)
なる
貝塚
(
かひづか
)
と、
山上
(
さんじやう
)
、
山下
(
さんか
)
、
直徑
(
ちよくけい
)
としたら、いくらも
離
(
はな
)
れて
居
(
を
)
らぬ。三四十
間
(
けん
)
より
遠
(
とほ
)
くは
有
(
あ
)
るまいが、しかし、
山上
(
さんじやう
)
と
山下
(
さんか
)
、
貝層
(
かひそう
)
の
連絡
(
れんらく
)
の
無
(
な
)
い
事
(
こと
)
は、
明
(
あきら
)
かである。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
「むろん、そうでしょう。表面は
連絡
(
れんらく
)
提携
(
てけい
)
とか、
共励
(
きょうれい
)
切瑳
(
せっさ
)
とかうたうでしょうが。」
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
ただ、権田原先生だけは正木や本田といつも
連絡
(
れんらく
)
があり、また徹太郎とも知合いで、いろんな機会に次郎の話をすることであったせいか、次郎の表面だけを見て、安心してはいなかった。
次郎物語:02 第二部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
連
常用漢字
小4
部首:⾡
10画
絡
常用漢字
中学
部首:⽷
12画
“連絡”で始まる語句
連絡船
連絡旁々
連絡訓練