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かんびょう
ふりがな文庫
“
看病
(
かんびょう
)” の例文
「ああ、その
目
(
め
)
はなおりっこのない
悪性
(
あくせい
)
な
眼病
(
がんびょう
)
だ。おまえさんたちが、いくら
看病
(
かんびょう
)
をしてあげても
無効
(
むこう
)
でしょう。」といいました。
木と鳥になった姉妹
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ですがこの子はわたしのうちの門口でたおれたんですから、病院へはやらずに、やはりわたしどもが
看病
(
かんびょう
)
しなければなりません」
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
昼夜
(
ちゅうや
)
をわかたず
看病
(
かんびょう
)
した、このゆきとどいた
慈母
(
じぼ
)
の愛は、かれんな病人にとっては、医薬よりもなによりもまさるものであった。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
そしてついに病の床におつきなされ種々手をつくしてご
看病
(
かんびょう
)
申し上げましたけれどもそのかいなくついにお果てなされました。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
おとうさんと
姫
(
ひい
)
さんとで、
夜昼
(
よるひる
)
、まくら
元
(
もと
)
につききりで
看病
(
かんびょう
)
したかいもなく、もういよいよ
今日
(
きょう
)
あしたがむずかしいというほどの
容態
(
ようだい
)
になりました。
鉢かつぎ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
▼ もっと見る
たれかがそのそばについて
看病
(
かんびょう
)
して世話してあげなければなりませんでした。このことは、たれよりもまずカレンがしなければならないつとめでした。
赤いくつ
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
「いいや、子供は助かった代りに
看病
(
かんびょう
)
したお松が
患
(
わずら
)
いついたです。もう死んで十年になるですが、……」
温泉だより
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
そんなことをいって、人足たちも
看病
(
かんびょう
)
してやる人はいなかった。ぼくはなんだか気味が悪かった。
火事とポチ
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
すると、ある
日
(
め
)
のこと、
見慣
(
みな
)
れない
男
(
おとこ
)
の
旅人
(
たびびと
)
が
門口
(
かどぐち
)
に
立
(
た
)
って、
道
(
みち
)
を
聞
(
き
)
きました。そのとき
男
(
おとこ
)
は、
二人
(
ふたり
)
が
父親
(
ちちおや
)
の
看病
(
かんびょう
)
をしているのをながめて
木と鳥になった姉妹
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
またわたしがジョリクールの
看病
(
かんびょう
)
をしなければならないようだったら、今度はわたしがどうなるだろう。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
次郎はかたときも
枕頭
(
ちんとう
)
をはなれず、コスターの
看病
(
かんびょう
)
に
寝食
(
しんしょく
)
を忘れた。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
佐吉
(
きもち
)
のお
母
(
かあ
)
さんは、やさしいお
母
(
かあ
)
さんでありましたが、ふとした
病気
(
びょうき
)
にかかりました。
佐吉
(
さきち
)
は、
夜昼
(
よるひる
)
しんせつにお
母
(
かあ
)
さんの
看病
(
かんびょう
)
をいたしました。
酔っぱらい星
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
お
薬
(
くすり
)
を
買
(
か
)
いにいったり、
氷
(
こおり
)
で
頭
(
あたま
)
を
冷
(
ひ
)
やしたりして、
小
(
ちい
)
さい
子供
(
こども
)
の
力
(
ちから
)
で、できるだけ
看病
(
かんびょう
)
をしました。
親方
(
おやかた
)
は、しわの
寄
(
よ
)
った
目
(
め
)
じりに、
涙
(
なみだ
)
をためて
春風の吹く町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
幾日
(
いくにち
)
、
幾夜
(
いくよ
)
の
看病
(
かんびょう
)
の
疲
(
つか
)
れが
出
(
で
)
て、いくら
我慢
(
がまん
)
をしても、しきれずに、
歌
(
うた
)
の
声
(
こえ
)
は、だんだんかすれて、とぎれたのでした。
雲と子守歌
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
よくきくと、
時計屋
(
とけいや
)
のおばあさんは、
病気
(
びょうき
)
で
臥
(
ね
)
ているのでした。
吉雄
(
よしお
)
は、その
看病
(
かんびょう
)
のてつだいをさせられるのがいやさに、
出
(
で
)
てきたというのであります。
子供はばかでなかった
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
兄
(
あに
)
の
看病
(
かんびょう
)
をしていた
弟
(
おとうと
)
が、また、
病気
(
びょうき
)
にかかりました。すると、
兄
(
あに
)
はねていながら、たいそう
心配
(
しんぱい
)
しました。
村の兄弟
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ことに
孝行
(
こうこう
)
の
姉
(
あね
)
は、
昼
(
ひる
)
となく、
夜
(
よる
)
となく
看病
(
かんびょう
)
をして、どうかして
父親
(
ちちおや
)
の
目
(
め
)
がなおらないものかと
心
(
こころ
)
を
傷
(
いた
)
めました。
姉
(
あね
)
の
疲
(
つか
)
れたときは、
妹
(
いもうと
)
がかわって
看病
(
かんびょう
)
をいたしました。
木と鳥になった姉妹
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
自分
(
じぶん
)
は、まどへせのびをして、ガラス
戸
(
ど
)
のうちをのぞくと、お
母
(
かあ
)
さんらしい
人
(
ひと
)
が、
病気
(
びょうき
)
でねていました。そのまくらもとへ、
小
(
ちい
)
さな
女
(
おんな
)
の
子
(
こ
)
がすわって、
看病
(
かんびょう
)
をしていました。
風七題
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
二人
(
ふたり
)
は
夜
(
よ
)
も
眠
(
ねむ
)
らずに
看病
(
かんびょう
)
しましたが、
彼
(
かれ
)
らも、
感染
(
かんせん
)
して、三
人
(
にん
)
は、まくらを
並
(
なら
)
べて
倒
(
たお
)
れると、
苦
(
くる
)
しみつづけて、
遠
(
とお
)
い
故郷
(
こきょう
)
を
夢
(
ゆめ
)
に
見
(
み
)
ながら、とうとう、
前後
(
ぜんご
)
して、
死
(
し
)
んでしまいました。
金が出ずに、なしの産まれた話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、それがだんだん
重
(
おも
)
くなって
床
(
とこ
)
につきました。
良吉
(
りょうきち
)
は
心配
(
しんぱい
)
して、
毎日
(
まいにち
)
のように
文雄
(
ふみお
)
の
家
(
うち
)
へいっては、
病気
(
びょうき
)
をみまいました。
文雄
(
ふみお
)
の
両親
(
ふたおや
)
もいっしょうけんめいで
看病
(
かんびょう
)
いたしました。
星の世界から
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あんたは、まだ、
小
(
ちい
)
さいから、なんにもしてくださらなくてもよいのです、さあ、
早
(
はや
)
く、お
家
(
うち
)
へお
帰
(
かえ
)
りなさい。そして、よくお
母
(
かあ
)
さんの
看病
(
かんびょう
)
をして、おあげなさい。」と、
彼女
(
かのじょ
)
は
答
(
こた
)
えた。
ある冬の晩のこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「よく、おっかさんの
看病
(
かんびょう
)
をしておあげなさい。」と、おっしゃいました。
雪の降った日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“看病”の意味
《名詞》
看病(かんびょう)
病人に付き添い世話をすること。
《動詞》
病人に付き添い世話をする。
(出典:Wiktionary)
看
常用漢字
小6
部首:⽬
9画
病
常用漢字
小3
部首:⽧
10画
“看病”で始まる語句
看病仕
看病遊