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ちょうてい
ふりがな文庫
“
朝廷
(
ちょうてい
)” の例文
京都
(
きょうと
)
の
朝廷
(
ちょうてい
)
(
天皇
(
てんのう
)
がた)も、
修好通商条約
(
しゅうこうつうしょうじょうやく
)
をむすぶことにははんたいでした。いっぽう、ハリスからのさいそくはつよくなりました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
太子
(
たいし
)
のお
徳
(
とく
)
がだんだん
高
(
たか
)
くなるにつれて、いろいろ
不思議
(
ふしぎ
)
な
事
(
こと
)
がありました。ある
時
(
とき
)
甲斐
(
かい
)
の
国
(
くに
)
から四
足
(
そく
)
の
白
(
しろ
)
い、
真
(
ま
)
っ
黒
(
くろ
)
な
小馬
(
こうま
)
を一
匹
(
ぴき
)
朝廷
(
ちょうてい
)
に
献上
(
けんじょう
)
いたしました。
夢殿
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「
軒冕
(
けんべん
)
(高貴の人の乗る馬車)の中におれば、山林の気味なかるべからず。
林泉
(
りんせん
)
(
田舎
(
いなか
)
の意)の下に
処
(
お
)
りては、
須
(
すべか
)
らく
廊廟
(
ろうびょう
)
(
朝廷
(
ちょうてい
)
)の
経綸
(
けいりん
)
を
懐
(
いだ
)
くを要すべし」
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
丈夫
(
じょうぶ
)
に織りあげる必要もあったくらいで、ただ
朝廷
(
ちょうてい
)
への
貢
(
みつ
)
ぎもの、または領主への年々の
献上品
(
けんじょうひん
)
だけが、
上布
(
じょうふ
)
といって、精巧な布でなければならなかったのだが
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
京へ
凱旋
(
がいせん
)
してのち、七
本
(
ほん
)
槍
(
やり
)
の
連中
(
れんちゅう
)
をはじめ
諸将
(
しょしょう
)
の下のものへまで、すべて、
論功行賞
(
ろんこうこうしょう
)
をやったかれにはまた、
朝廷
(
ちょうてい
)
から、
従
(
じゅ
)
四
位
(
い
)
下
(
げ
)
参議
(
さんぎ
)
に
補
(
ほ
)
せらるという、
位官
(
いかん
)
のお
沙汰
(
さた
)
がくだる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
昔、
朝廷
(
ちょうてい
)
では毎年七月に
相撲
(
すもう
)
の
節会
(
せちえ
)
が
催
(
もよお
)
された。日本全国から、代表的な力士を
召
(
め
)
された。昔の
角力
(
すもう
)
は、打つ
蹴
(
け
)
る投げるといったように、ほとんど
格闘
(
かくとう
)
に近い乱暴なものであった。
大力物語
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
私
(
わたくし
)
の
地上
(
ちじょう
)
に
居
(
お
)
った
頃
(
ころ
)
は
朝廷
(
ちょうてい
)
が
南
(
みなみ
)
と
北
(
きた
)
との
二
(
ふた
)
つに
岐
(
わか
)
れ、一
方
(
ぽう
)
には
新田
(
にった
)
、
楠木
(
くすのき
)
などが
控
(
ひか
)
え、
他方
(
たほう
)
には
足利
(
あしかが
)
その
他
(
た
)
東国
(
とうごく
)
の
武士
(
ぶし
)
どもが
附
(
つ
)
き
随
(
したが
)
い、
殆
(
ほと
)
んど
連日
(
れんじつ
)
戦闘
(
たたかい
)
のない
日
(
ひ
)
とてもない
有様
(
ありさま
)
でした……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
ところが皇子はご
即位
(
そくい
)
になるまえに、お身持ちの上について、ある言うに言われないまちがいごとをなすったので、
朝廷
(
ちょうてい
)
のすべての役人やしもじもの人民たちがみんな皇子をおいとい申して
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
けれども、
諭吉
(
ゆきち
)
は、あたらしい
政府
(
せいふ
)
に
不安
(
ふあん
)
をもっていました。なぜなら、
朝廷
(
ちょうてい
)
は、まえから、
国
(
くに
)
をひらくことにはんたいしていたからです。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
朝廷
(
ちょうてい
)
が
二派
(
ふたは
)
に
分
(
わ
)
かれたものですから、
自然
(
しぜん
)
おそばの
武士
(
ぶし
)
たちの
仲間
(
なかま
)
も
二派
(
ふたは
)
に
分
(
わ
)
かれました。
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
シナ太古の聖人が世を
治
(
おさ
)
むる時代には
朝廷
(
ちょうてい
)
に
諫鼓
(
かんこ
)
という太鼓のような物を
備
(
そな
)
えおいて、
誰人
(
たれびと
)
にても当局に忠告せんとする者はこれを打つと、役人が出て
諫言
(
かんげん
)
を聴いたと伝えるが
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
菊亭右大臣
(
きくていうだいじん
)
ともある
堂上
(
どうじょう
)
の
館
(
やかた
)
へ、うかつに手を入れれば、
後日
(
ごじつ
)
朝廷
(
ちょうてい
)
から、どんなおとがめがあるかもしれないから——これは
秀吉
(
ひでよし
)
じしんの手をもってしても、めったなことはできないのであろう。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
せがれの
釜次郎
(
かまじろう
)
(
武揚
(
たけあき
)
のこと)が、
朝廷
(
ちょうてい
)
のお
心
(
こころ
)
にそむきまして、つみをおかしたことは、まことにおそれおおいことでございますが、
釜次郎
(
かまじろう
)
はひじょうな
親思
(
おやおも
)
いもので
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
“朝廷”の意味
《名詞》
朝 廷(ちょうてい)
天子、天皇、君主が国の政治を執るところ。
(出典:Wiktionary)
“朝廷”の解説
朝庭
朝廷(ちょうてい)とは、漢字文化圏諸国における君主制下で官僚組織を伴った政府および政権を指す。また、君主が政治執務を行う場所や建物(朝堂院:朝政と朝儀を行う廟堂)。
(出典:Wikipedia)
朝
常用漢字
小2
部首:⽉
12画
廷
常用漢字
中学
部首:⼵
7画
“朝廷”で始まる語句
朝廷別
朝廷辺