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心掛
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こゝろがけ
ふりがな文庫
“
心掛
(
こゝろがけ
)” の例文
文「ウーム、
殊勝
(
しゅしょう
)
な
心掛
(
こゝろがけ
)
じゃ、時に吉とやら、そちの親方という新潟の沖にて親船に乗って
居
(
お
)
る奴は
何
(
なん
)
という名で
何処
(
どこ
)
の国の者か」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
故
(
ゆゑ
)
に
日本國中
(
につぽんこくちう
)
の
人民
(
じんみん
)
此改暦
(
このかいれき
)
を
怪
(
あやし
)
む
人
(
ひと
)
は
必
(
かなら
)
ず
無學文盲
(
むがくもんまう
)
の
馬鹿者
(
ばかもの
)
なり。これを
怪
(
あや
)
しまざる
者
(
もの
)
は
必
(
かなら
)
ず
平生
(
へいぜい
)
學問
(
がくもん
)
の
心掛
(
こゝろがけ
)
ある
知者
(
ちしや
)
なり。
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「さうだともさね、さういふ
心掛
(
こゝろがけ
)
で
居
(
ゐ
)
さへすりや
決
(
けつ
)
して
間違
(
まちがひ
)
はないからね」
内儀
(
かみ
)
さんはいつて
更
(
さら
)
に
以前
(
いぜん
)
からの
噺
(
はなし
)
に
幾
(
いく
)
らか
釣
(
つ
)
り
込
(
こ
)
まれて
居
(
ゐ
)
るやうで
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
家鴨
(
あひる
)
が外套を脱いで鴨鍋へ飛び込むやうに、自殺でもしようといふ
心掛
(
こゝろがけ
)
のある者は、履物を脱ぎ揃へて
軌道
(
レール
)
に横になる位の儀式はちやんと心得てゐる。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「
燧石
(
ひうちいし
)
のやうに持ちがいゝに違ひないと思ふ、よい
心掛
(
こゝろがけ
)
の石を置いてゐるところです。これからはきつと、私の仲間も、遊びも今までとは違つてくるでせう。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
▼ もっと見る
一
體
(
たい
)
多數
(
たすう
)
の
人
(
ひと
)
が
集
(
あつま
)
つて一
家
(
か
)
を
組織
(
そしき
)
すれば
自然
(
しぜん
)
の
勢
(
いきほひ
)
として
多數人
(
たすうじん
)
の
便宜
(
べんぎ
)
といふ
事
(
こと
)
を
心掛
(
こゝろがけ
)
ねばなりません、
多數
(
たすう
)
に
都合
(
つがふ
)
の
宜
(
よろ
)
しいとやうにといふのが
畢竟
(
ひつきやう
)
規則
(
きそく
)
の
精神目的
(
せいしんもくてき
)
でありませう。
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
取直に稻葉淡路守殿吟味に及ばれし處後家は
謹
(
つゝし
)
んで
夫
(
をつと
)
勘兵衞舊惡の事は私し共一向
存
(
ぞんじ
)
申さず六年以前夫婦と
相成
(
あひなり
)
し以來
更
(
さら
)
に
惡事
(
あくじ
)
も之なく人の
世話
(
せわ
)
も致し
信心
(
しんじん
)
を第一と
心掛
(
こゝろがけ
)
私くし共に目を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
曰
(
いは
)
く、(
金子
(
かね
)
も
男
(
をとこ
)
も
何
(
なん
)
にも
入
(
い
)
らぬ
微醉機嫌
(
ほろよひきげん
)
の
人力車
(
じんりきしや
)
)——
少々
(
せう/\
)
間違
(
まちが
)
つて
居
(
ゐ
)
るかも
知
(
し
)
れないが、
間違
(
まちが
)
つて
居
(
ゐ
)
れば、
其
(
そ
)
の
藝妓
(
げいしや
)
の
心掛
(
こゝろがけ
)
で、
私
(
わたし
)
の
知
(
し
)
つた
事
(
こと
)
ではない。
何
(
なに
)
しろ
然
(
さ
)
うした
意氣
(
いき
)
が
唄
(
うた
)
つてあつた。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
画家達が要塞地だから
画
(
ゑ
)
を
描
(
か
)
いては悪からうと問ふと、番兵は
画
(
ゑ
)
を
描
(
か
)
くのは構はないが草木の花を摘むなと答へた。自然を愛すると云ふ日本人に
却
(
かへ
)
つて
是丈
(
これだけ
)
の植物を保護する
心掛
(
こゝろがけ
)
は無い様である。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
江戸屋の清次さんという
粋
(
いき
)
な女惚れのする人が、お前の親孝行で、
心掛
(
こゝろがけ
)
が宜く、器量も
好
(
い
)
いから、
己
(
おら
)
アほんとうに
女房
(
にょうぼ
)
に貰いたいと云ってるんだが、
只
(
たっ
)
た一晩でお金を五円あげるとさ
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
然
(
さ
)
うかい。でも、お
前
(
まへ
)
、
優
(
やさ
)
しいお
心掛
(
こゝろがけ
)
だね。」
片しぐれ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
わしやお
内儀
(
かみ
)
さん
其
(
そ
)
れ
丈
(
だけ
)
は
心掛
(
こゝろがけ
)
てんでがすよ
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「
然
(
さ
)
うかい。でも、お
前
(
まへ
)
、
優
(
やさ
)
しいお
心掛
(
こゝろがけ
)
だね。」
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
掛
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
“心”で始まる語句
心
心配
心地
心持
心算
心細
心得
心底
心臓
心許