外國がいこく)” の例文
新字:外国
それで、私共わたしどもは、これから西洋せいようやその外國がいこくのものはこれだけにして、日本につぽん石器時代せつきじだいからのふる品物しなものくことにいたしませう。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
またこれ瓦斯がす或物あるもの凝結ぎようけつして種々しゆ/″\鹽類えんるいとなつて沈積ちんせきしてゐることがある。外國がいこくある火山かざんからはヘリウム瓦斯がす採集さいしゆうされたといはれてゐる。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
つまりそのとし日本につぽん外國がいこく輸出ゆしゆつした總額そうがく一億一千七百萬圓いちおくいつせんしちひやくまんえんよりもまだはるかおほくの金額きんがくだつたので、人々ひと/″\はみんな洪水こうずい大慘害だいさんがいにはふるあがつたものです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
外國がいこくたとへにも、金持かねもちが天國てんごくくのは、おほきなぞうはりあなをとほらせるよりもむつかしいといつてゐますが、さういつた滿足まんぞくしきつた氣持きもちばかりでゐては、人間にんげんにはしみ/″\と
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
外國がいこく大地震だいぢしんではもどしといはずして、第二だいに地震ぢしんとなへた場合ばあひがある。つまり初期微動部しよきびどうぶ主要部しゆようぶ合併がつぺいして一箇いつこ地震ぢしんないで、これを一々いち/\べつなものと見做みなしたのである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
たとへばつるぎつかのところを鹿しかつの裝飾そうしよくし、そのうへ外國がいこくではられない直線ちよくせん弧線こせんあはせた模樣もようをつけた日本風につぽんふう刀劍とうけんが、外國的がいこくてき刀劍とうけん同時どうじもちひられてゐたのであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
たゞしある意味いみける世界第一せかいだいゝちのこの火山かざんおいひと觀測所かんそくじよをもゆうしないことは、外國がいこく學者がくしやたいしてもはづかしくおもつてゐたが、いま京都帝國大學きようとていこくだいがく觀測所かんそくじよがこゝに設立せつりつされてゐる。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
かういふあなをあけた獸類じゆうるいきばは、日本につぽん石器時代せつきじだい遺跡いせきや、また外國がいこく遺跡いせきからもずいぶんたくさん發見はつけんせられますが、勾玉まがたまのようにうつくしいかたちたまは、外國がいこくではまったくられません。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
わが日本につぽん地震ぢしんくにといはれてゐる。また火山かざんくにともいはれてゐる。地震ぢしん火山かざんおほいからとて御國自慢おくにじまんにもなるまいし、つよ地震ぢしんはげしい噴火ふんか度々たび/\あるからとて、外國がいこくほこるにもあたるまい。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)