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不規則
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ふきそく
ふりがな文庫
“
不規則
(
ふきそく
)” の例文
しかし
實際
(
じつさい
)
は、
海
(
うみ
)
や
山
(
やま
)
が
不規則
(
ふきそく
)
に
入
(
い
)
り
亂
(
みだ
)
れてゐますから、その
水平的森林帶
(
すいへいてきしんりんたい
)
も、ところ/″\で
中斷
(
ちゆうだん
)
し、また
氣候
(
きこう
)
にも
影響
(
えいきよう
)
されて
不規則
(
ふきそく
)
な
帶
(
おび
)
となつてゐます。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
小麥
(
こむぎ
)
と
違
(
ちが
)
つて
濕
(
しめ
)
つぽい
夏蕎麥
(
なつそば
)
は
幹
(
から
)
がくた/\として
幾度
(
いくど
)
も
叩
(
たゝ
)
きつけねばなか/\
落
(
お
)
ちない。それでも
種子
(
み
)
は
不規則
(
ふきそく
)
な
成熟
(
せいじゆく
)
をして
居
(
ゐ
)
るので、まだ
青
(
あを
)
いのはどうしてもしがみ
附
(
つ
)
いて
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
他の
不規則
(
ふきそく
)
に高低
有
(
あ
)
る
部
(
ぶ
)
は或は
缺
(
か
)
き或は
摩
(
す
)
りて
全体
(
ぜんたい
)
を大なる
牡丹餅
(
ぼたもち
)
の如き形とし
兩面
(
れうめん
)
の
中央部
(
ちうわうぶ
)
には
尖端
(
せんたん
)
の鋭き
石片
(
せきへん
)
又は
鹿
(
しか
)
の
角抔
(
つのなど
)
を
當
(
あ
)
て、他の小石を槌として之を
打
(
う
)
ち徐々に
凹
(
くぼ
)
みを
設
(
まう
)
けしならん。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
大きな川が一つ、わたしたちのそのとき行き着いた
丘
(
おか
)
のぐるりをゆるやかに流れていた。この川のはるか向こうに
不規則
(
ふきそく
)
にゆがんだ地平線までは、大都市の屋根や
鐘楼
(
しょうろう
)
が
続
(
つづ
)
いて
散
(
ち
)
らばっていた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
二人
(
ふたり
)
で
門
(
もん
)
の
前
(
まへ
)
に
佇
(
たゝず
)
んでゐる
時
(
とき
)
、
彼等
(
かれら
)
の
影
(
かげ
)
が
折
(
を
)
れ
曲
(
まが
)
つて、
半分
(
はんぶん
)
許
(
ばかり
)
土塀
(
どべい
)
に
映
(
うつ
)
つたのを
記憶
(
きおく
)
してゐた。
御米
(
およね
)
の
影
(
かげ
)
が
蝙蝠傘
(
かうもりがさ
)
で
遮
(
さへ
)
ぎられて、
頭
(
あたま
)
の
代
(
かは
)
りに
不規則
(
ふきそく
)
な
傘
(
かさ
)
の
形
(
かたち
)
が
壁
(
かべ
)
に
落
(
お
)
ちたのを
記憶
(
きおく
)
してゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
石匕
石鏃
(
せきぞく
)
石錐抔
(
いしきりなど
)
と
同質
(
どうしつ
)
にして其大さ是等の五倍或は十倍なる物有り。
形状
(
けいじよう
)
は
長方形
(
ちようはうがた
)
、
橢圓形
(
たいえんがた
)
、
三角形
(
さんかくがた
)
等の
不規則
(
ふきそく
)
なるものにして一部に必ず
短
(
みじか
)
き把柄有り。此の如き
石器
(
せきき
)
を
俗
(
ぞく
)
に
天狗
(
テング
)
の
飯匙
(
メシカヒ
)
と
呼
(
よ
)
ぶ。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
泥
(
どろ
)
を
拗切
(
ちぎ
)
つて
投
(
な
)
げたやうな
雲
(
くも
)
が
不規則
(
ふきそく
)
に
林
(
はやし
)
の
上
(
うへ
)
に
凝然
(
ぢつ
)
とひつゝいて
居
(
ゐ
)
て
空
(
そら
)
はまだ
騷
(
さわ
)
がしいことを
示
(
しめ
)
して
居
(
ゐ
)
る。それで
時々
(
とき/″\
)
は
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
したやうに
木
(
き
)
の
枝
(
えだ
)
がざわ/″\と
鳴
(
な
)
る。
世間
(
せけん
)
が
俄
(
にはか
)
に
心
(
こゝろ
)
ぼそくなつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
規
常用漢字
小5
部首:⾒
11画
則
常用漢字
小5
部首:⼑
9画
“不規”で始まる語句
不規律