“ふきそく”の漢字の書き方と例文
語句割合
不規則100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大きな川が一つ、わたしたちのそのとき行き着いたおかのぐるりをゆるやかに流れていた。この川のはるか向こうに不規則ふきそくにゆがんだ地平線までは、大都市の屋根や鐘楼しょうろうつづいてらばっていた。
宗助そうすけ二人ふたりもんまへたゝずんでゐるとき彼等かれらかげまがつて、半分はんぶんばかり土塀どべいうつつたのを記憶きおくしてゐた。御米およねかげ蝙蝠傘かうもりがささへぎられて、あたまかはりに不規則ふきそくかさかたちかべちたのを記憶きおくしてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
石匕 石鏃せきぞく石錐抔いしきりなど同質どうしつにして其大さ是等の五倍或は十倍なる物有り。形状けいじよう長方形ちようはうがた橢圓形たいえんがた三角形さんかくがた等の不規則ふきそくなるものにして一部に必ずみじかき把柄有り。此の如き石器せききぞく天狗テング飯匙メシカヒぶ。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)