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不孝
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ふかう
煩はぬ先に
不義不孝の
天罰ならんか此所まで來る道すがら種々の
艱難に
逢路用の金をさへ失ひし
其概略を語らんに兩人が
岡山を
立退しより
陸路を
一方で家の爲といふのを
楯にすれば、一方では個人
主義を
振廻す。軈がては親は子に對つて、
不孝なるやくざ者と
罵る、子は親に對つて、無
慈悲な
驅だと
毒吐く。
ヂュリ
父さまの
命令に
省いた
不孝の
罪を
悔むことを
習うた
處に。(膝まづきて)かうして
地に
平伏して
父さまの
赦を
乞へいと、あのロレンスどのが
言はれました。
何時まで
獨身で
居る
心が
數へる
歳の
心細さ
是ほどならばなぜ
昔お
詞そむいて
厭ひしか
我れと
我が
身知れませぬ
母さまなしのお
手一つに
御苦勞たんと
懸けまして
上の
上にも
又幾年お
心休めぬ
不料簡不孝のお
詫は
向後さつぱり
芳さまのこと
思ひ
切つて
何方への
縁組なれ
仰せに
違背は
以て
諭されければ城富は段々との
御利解有難き
仕合せに存じ奉つる
然ながら
押て願へば
不孝なりとの御意は
不才の私しには
解りません親の爲にするは
孝道かと存じますと親富右衞門を
そこねもして
愛想づかしの
種にもならば
云はぬに
増る
愁らさぞかし
君さまこそ
無情とも
思ふ
心に二
ツは
無し
不孝か
知らねど
父樣母さま
何と
仰せらるゝとも
他處ほかの
誰れ
良人に
持べき
八重は
一生良人は
持たずと
云ふものから
我が
身とは
自ら
異りて
關係はることなく
心安かるべし
浦山しやと
浦山るゝ
我を
其方今實父富右衞門の
名代となり御仕置になりて相果たらば
何樣富右衞門へ
孝行は立にもせよ養母の養育は誰が
爲ぞ義理有る養母を
捨るは
不孝此上無しよも富右衞門夫婦の者共も是を
“不孝”の解説
不孝(ふこう、ふきょう)
中国と日本の律令法で、祖父母・父母に対して犯す犯罪または犯罪類型。唐では十悪の一つ、日本では八虐の一つ。
中世の日本で、祖父母・父母が子孫に対してその家族関係の断絶を宣言すること。義絶(ぎぜつ)と同義。江戸時代以後には勘当と呼ばれた。
近世以後現代においては、子孫が祖父母・父母に精神的負担をかける反道徳的行為のこと。→親不孝
(出典:Wikipedia)