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不似合
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ふにあひ
ふりがな文庫
“
不似合
(
ふにあひ
)” の例文
これは
予
(
よ
)
の
意志
(
いし
)
ぢゃ、
予
(
よ
)
を
重
(
おも
)
んじておくりゃらば、
顏色
(
がんしょく
)
を
麗
(
うるは
)
しうし、
其
(
その
)
むづかしい
貌
(
かほ
)
を
止
(
や
)
めておくりゃれ。
祝宴最中
(
いはひもなか
)
に
不似合
(
ふにあひ
)
ぢゃわい。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
驚きながら見れば、二人共
僧形
(
そうぎやう
)
に
不似合
(
ふにあひ
)
な
脇差
(
わきざし
)
を左の手に持つてゐる。五郎兵衛はがた/\震えて、返事もせず、身動きもしない。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
極
(
きは
)
めて名も新藤市之丞にては
不似合
(
ふにあひ
)
なれば長兵衞は自身の名の頭字を
遣
(
やつ
)
て長八と改めさせ
己
(
おのれ
)
は親分になり同町の
家主
(
いへぬし
)
治兵衞の
店
(
たな
)
を
借
(
かり
)
て
引越
(
ひきこ
)
させ其外萬事長屋の
振合迄
(
ふりあひまで
)
巨細
(
こまか
)
に教へつゝ
先
(
まづ
)
世帶を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
小池は
斯
(
か
)
う言つて、娘と呼ぶには
不似合
(
ふにあひ
)
なお光の
風情
(
ふぜい
)
を見てゐた。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
先
(
さき
)
へ
行
(
ゆ
)
きても
有
(
あ
)
るか
無
(
な
)
きか
知
(
し
)
れませねば
何
(
なに
)
にてもよし
此
(
こ
)
の
車
(
くるま
)
お
頼
(
たの
)
みなされてよと
俄
(
にはか
)
に
足元
(
あしもと
)
重
(
おも
)
げになりぬあの
此樣
(
こん
)
な
車
(
くるま
)
にお
乘
(
め
)
しなさるとかあの
此樣
(
こん
)
な
車
(
くるま
)
にと
二度
(
にど
)
三度
(
さんど
)
お
高
(
たか
)
輕
(
かろ
)
く
點頭
(
うなづ
)
きて
詞
(
ことば
)
なし
我
(
わ
)
れも
雪中
(
せつちゆう
)
の
隨行
(
ずゐかう
)
難儀
(
なんぎ
)
の
折
(
をり
)
とて
求
(
もと
)
むるまゝに
言附
(
いひつ
)
くる
那
(
くだん
)
の
車
(
くるま
)
さりとては
不似合
(
ふにあひ
)
なり
錦
(
にしき
)
の
上着
(
うはぎ
)
につゞれの
袴
(
はかま
)
つぎ
合
(
あは
)
したやうなと
心
(
こゝろ
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
チッバ いや、
不似合
(
ふにあひ
)
でござらん、あんな
奴
(
やつ
)
が
居
(
ゐ
)
るからは。
堪忍
(
かんにん
)
はなりませぬ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
づかしや
女子
(
をんな
)
の
身
(
み
)
不似合
(
ふにあひ
)
の
菓
(
くだ
)
もの
賣
(
う
)
りも
一重
(
ひとへ
)
に
活計
(
みすぎ
)
の
爲
(
ため
)
のみならず
便
(
たよ
)
りもがな
尋
(
たづ
)
ねたやの一
心
(
しん
)
なりしが
縁
(
ゑに
)
しあやしく
引
(
ひ
)
く
方
(
かた
)
ありて
不圖
(
ふと
)
呼
(
よ
)
び
入
(
い
)
れられし
黒塗塀
(
くろぬりべい
)
お
勝手
(
かつて
)
もとに
商
(
あきな
)
ひせし
時
(
とき
)
後
(
あと
)
にて
聞
(
き
)
けば
御稽古
(
おけいこ
)
がへりとや
孃
(
じやう
)
さまの
乘
(
め
)
したる
車
(
くるま
)
勢
(
いきほ
)
ひよく
御門内
(
ごもんうち
)
へ
引入
(
ひきい
)
るゝとて
出
(
い
)
でんとする
我
(
われ
)
と
行違
(
ゆきちが
)
ひしが
何
(
なに
)
に
觸
(
ふ
)
れけん
我
(
わ
)
がさしたる
櫛車
(
くしくるま
)
の
前
(
まへ
)
には
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
似
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“不”で始まる語句
不可
不思議
不憫
不図
不味
不審
不埒
不幸
不愍
不相変