“こうきゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
後宮53.5%
恒久9.3%
孔丘4.7%
攻究4.7%
高俅2.3%
高毬2.3%
高級2.3%
紅球2.3%
口吸2.3%
后宮2.3%
好逑2.3%
孔休2.3%
攷究2.3%
硬球2.3%
考究2.3%
高弓2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうした人たちは弘徽殿こきでん女御にょごがだれよりも早く後宮こうきゅうにはいった人であるから、その人の后に昇格されるのが当然であるとも言うのである。
源氏物語:21 乙女 (新字新仮名) / 紫式部(著)
其処そこに自然主義の恒久こうきゅうを認識してもらう方が彼らのために得策とくさくではなかろうかと思う。
イズムの功過 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それきり自身は、この奥の書院に端坐して、むずかしい問題で頭をひねっている時の習癖くせで、碁盤を前に、独り碁……と言っても、法どおり石を置いて、攻め手守り攻究こうきゅうしているのではない。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
新皇帝の即位とともに、高俅こうきゅうもまた、ちょうに入って、帝の侍座じざとなったのはいうまでもない。まりはついに九天にまで昇ったわけだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
高俅こうきゅうは、禁門八十万軍の軍簿ぐんぼを検して、部班ぶはんの諸大将から、旗幟きしや騎歩兵を点呼するため、これを汴城べんじょうの大練兵場にあつめたが、その日、彼は
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そいつは蹴毬けまりの達人で、名も高毬こうきゅうといわれていた野幇間のだいこの遊び人。……どうでしょう母上、それが今日の禁林八十万軍の新大将高俅こうきゅうだったのです
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
市井の間漢かんかん(定職のない遊び人)だったころは、のべつまりき身をやつして、こう二郎と人は呼ばず、高毬こうきゅうというあだ名で通って来たほどな男なのだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かみもうしますのは、人間にんげんがまだ地上ちじょううまれなかった時代じだいからのもと生神いきがみ、つまりあなたがたっしゃる『自我じが本体ほんたいまた高級こうきゅうの『自然霊しぜんれい』なのでございます。
西洋せいようひともう天使てんし——あれにはいろいろ等差とうさがあり、たまには高級こうきゅう自然霊しぜんれいしている場合ばあいもありますが、しかしちょいちょい病床びょうしょうあらわれたとか、画家えかきうつったとかいうのは
じんをくずした小姓組こしょうぐみの者をいつのまにかとびこえたのであろう、木隠こがくれ白球はっきゅうを手に、菊池半助きくちはんすけ紅球こうきゅうを手にして、最初さいしょ位置いちに立っている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
陣形の中宮ちゅうぐうに、白球はっきゅうをもった星川余一と、紅球こうきゅうを持った万千代まんちよとが、ゆだんのない顔をして立つと、菊池半助きくちはんすけはその紅球をとって、もとの場所へかえることを
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
追々おい/\ひらけると口吸こうきゅうするようになると云いますが、是はきたないように存じますが、そうなったら圓朝などはぺろ/\めて歩こうと思って居ります。
で、間もなく母にも死に訣れた麗姫は引取られ后宮こうきゅうに入れて育てられた。
荘子 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
終りに臨んで君が延岡に赴任ふにんされたら、その地の淑女しゅくじょにして、君子の好逑こうきゅうとなるべき資格あるものをえらんで一日いちじつも早く円満なる家庭をかたち作って
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
彭城ほうじょう曼才まんさい会稽かいけい徳潤とくじゅん沛県はいけんの敬文、汝南じょなん徳枢とくすう、呉郡の休穆きゅうぼく、また公紀、烏亭うてい孔休こうきゅうなど。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
昔の「はこ鳥」という簡単な言葉の中にも、人を動かす深秘の意味があったかと思うが、箱と信仰との関係などは、むしろ訓詁くんこを業とする学者の攷究こうきゅうに任せて置いた方がよいと思う。
小さいモーターが廻る。だんだんと大きな牽引力けんいんりょくが起り、電力が発生し、やがて二つの硬球こうきゅうが双方から寄って来て、ぐるぐると回転をはじめる。するとこの箱がめりめりと壊れる。
吾人がわが邦の将来を卜するの材料はすでにようやく完備し、しかして吾人がこの材料を綜索そうさく考究こうきゅうしたるはもっとも公明正大なるを信ず。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
高弓こうきゅう、いや、高鳥死して良弓りょうきゅうかくる。確か然うだった」
勝ち運負け運 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)