“紅球”の読み方と例文
読み方割合
こうきゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じんをくずした小姓組こしょうぐみの者をいつのまにかとびこえたのであろう、木隠こがくれ白球はっきゅうを手に、菊池半助きくちはんすけ紅球こうきゅうを手にして、最初さいしょ位置いちに立っている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
陣形の中宮ちゅうぐうに、白球はっきゅうをもった星川余一と、紅球こうきゅうを持った万千代まんちよとが、ゆだんのない顔をして立つと、菊池半助きくちはんすけはその紅球をとって、もとの場所へかえることを
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)