“蹴毬”の読み方と例文
読み方割合
けまり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蹴毬けまりの妙技から、ついに、徽宗きそう帝に知られ、うなぎのぼりの出世をとげた法外な成上がり者なることを今でも覚えている者が少なくなかった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
煙草たばこの煙りを口へ吸って、それを口から吐き出して、やなぎ蹴毬けまりとか、仮名かな文字とか、輪廓だけの龍虎りゅうことかそういうものを空へかいて、見物へ見せる芸なのである。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
○台南市顔水竜氏宅にてタイ国の籐製とうせい蹴毬けまりを見る
台湾の民芸について (新字新仮名) / 柳宗悦(著)