高俅こうきゅう)” の例文
新皇帝の即位とともに、高俅こうきゅうもまた、ちょうに入って、帝の侍座じざとなったのはいうまでもない。まりはついに九天にまで昇ったわけだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
高俅こうきゅうは、禁門八十万軍の軍簿ぐんぼを検して、部班ぶはんの諸大将から、旗幟きしや騎歩兵を点呼するため、これを汴城べんじょうの大練兵場にあつめたが、その日、彼は
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そいつは蹴毬けまりの達人で、名も高毬こうきゅうといわれていた野幇間のだいこの遊び人。……どうでしょう母上、それが今日の禁林八十万軍の新大将高俅こうきゅうだったのです
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)