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きんせう
ふりがな文庫
“きんせう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
僅少
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僅少
(逆引き)
然
(
しか
)
し
卯平
(
うへい
)
は
其
(
そ
)
の
僅少
(
きんせう
)
な
厚意
(
こうい
)
に
對
(
たい
)
して
窪
(
くぼ
)
んだ
茶色
(
ちやいろ
)
の
眼
(
め
)
を
蹙
(
しが
)
める
樣
(
やう
)
にして、
洗
(
あら
)
ひもせぬ
殼
(
から
)
の
兩端
(
りやうはし
)
に
小
(
ちひ
)
さな
穴
(
あな
)
を
穿
(
うが
)
つて
啜
(
すゝ
)
るのであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
秤座役人は
苗字
(
めうじ
)
帶刀
(
たいたう
)
を許され、
僅少
(
きんせう
)
乍
(
なが
)
ら幕府の手當を受け、相當の見識も持つて居りますが、斯うなると町方の御用聞に
縋
(
すが
)
る外はありません。
銭形平次捕物控:146 秤座政談
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
余
(
よ
)
が
筆
(
ふで
)
の
先
(
さき
)
にて
耕
(
たがや
)
し
得
(
え
)
たる
收入
(
しふにふ
)
は
極
(
きは
)
めて
僅少
(
きんせう
)
にして、
自
(
みづか
)
ら
食
(
く
)
ひ、
自
(
みづか
)
ら
衣
(
き
)
るに
未
(
いま
)
だ
足
(
た
)
らざれども、
足
(
た
)
らざる
内
(
うち
)
にもそれを
貯
(
たくは
)
へて、
以
(
もつ
)
て
子孫
(
しそん
)
に
傳
(
つた
)
へるといふ、
其子
(
そのこ
)
は
未
(
いま
)
だ
無
(
な
)
いのである。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
勘次
(
かんじ
)
は
燒木杙
(
やけぼつくひ
)
を
地
(
ち
)
に
建
(
た
)
てゝ
彼
(
かれ
)
に
第
(
だい
)
一の
要件
(
えうけん
)
たる
假
(
かり
)
の
住居
(
すまゐ
)
を
造
(
つく
)
つた。
近所
(
きんじよ
)
から
聚
(
あつ
)
めた
粟幹
(
あはがら
)
の
僅少
(
きんせう
)
な
材料
(
ざいれう
)
が
葺草
(
ふきぐさ
)
であつた。それは
漸
(
やつ
)
と
雨
(
あめ
)
の
洩
(
も
)
るか
洩
(
も
)
らないだけの
薄
(
うす
)
い
葺方
(
ふきかた
)
であつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
と
云
(
い
)
ふものは、
碌々
(
ろく/\
)
貝塚
(
かひづか
)
を
發掘
(
はつくつ
)
して
見
(
み
)
もせずに、
直
(
たゞ
)
ちに
地中
(
ちちう
)
の
秘密
(
ひみつ
)
を
知
(
し
)
つた
振
(
ふり
)
をして、
僅少
(
きんせう
)
なる
遺物
(
ゐぶつ
)
を
材料
(
ざいれう
)
に、
堂々
(
だう/\
)
たる
大議論
(
だいぎろん
)
を
並
(
なら
)
べ、
然
(
さ
)
うして
自個
(
じこ
)
の
學説
(
がくせつ
)
を
立
(
た
)
てるのに
急
(
きふ
)
な
人
(
ひと
)
が
無
(
な
)
いでも
無
(
な
)
い。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
それは
彼
(
かれ
)
が
僅
(
わづか
)
の
間
(
あひだ
)
に
見
(
み
)
た
放浪者
(
はうらうしや
)
の
怖
(
おそ
)
ろしさを
思
(
おも
)
つて、
假令
(
たとひ
)
どうしても
其
(
その
)
統領
(
とうりやう
)
を
欺
(
あざむ
)
いて
其
(
そ
)
の
僅少
(
きんせう
)
な
前借
(
ぜんしやく
)
の
金
(
かね
)
を
踏
(
ふ
)
み
倒
(
たふ
)
す
程
(
ほど
)
の
料簡
(
れうけん
)
が
起
(
おこ
)
されなかつたのである。
其
(
そ
)
の
内
(
うち
)
に
張元
(
ちやうもと
)
から
葉書
(
はがき
)
が
來
(
き
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
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