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要件
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えうけん
ふりがな文庫
“
要件
(
えうけん
)” の例文
到底
(
たうてい
)
彼等
(
かれら
)
の
白
(
しろ
)
い
菅笠
(
すげがさ
)
と
赤
(
あか
)
い
帶
(
おび
)
とは
廣
(
ひろ
)
い
野
(
の
)
を
飾
(
かざ
)
る
大輪
(
たいりん
)
の
花
(
はな
)
でなければならぬ。
其
(
そ
)
の
一
(
ひと
)
つの
要件
(
えうけん
)
がおつぎには
缺
(
か
)
けて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
御覧
(
ごらん
)
よ、まだあの
小父
(
おぢ
)
さんが
居
(
ゐ
)
るよと
小守娘
(
こもりむすめ
)
の指を差し
候
(
そろ
)
によれば
其
(
その
)
時の
小生
(
せうせい
)
は
小父
(
おぢ
)
さんに
候
(
そろ
)
。
猶
(
なほ
)
こゝに
附記
(
ふき
)
すべき
要件
(
えうけん
)
有之
(
これあり
)
兄
(
あに
)
さんの帰りは必ずよその
家
(
いへ
)
に飲めもせぬ一抔の
熱燗
(
あつかん
)
を呼び
候
(
そろ
)
へども。
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
宗助
(
そうすけ
)
が
行
(
ゆ
)
く
行
(
ゆ
)
くと
云
(
い
)
つて、
日
(
ひ
)
を
暮
(
く
)
らしてゐるうちに
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
は
漸
(
やうや
)
く
秋
(
あき
)
になつた。その
朗
(
ほが
)
らかな
或
(
ある
)
日曜
(
にちえう
)
の
午後
(
ごご
)
に、
宗助
(
そうすけ
)
はあまり
佐伯
(
さへき
)
へ
行
(
ゆ
)
くのが
後
(
おく
)
れるので、
此
(
この
)
要件
(
えうけん
)
を
手紙
(
てがみ
)
に
認
(
したゝ
)
めて
番町
(
ばんちやう
)
へ
相談
(
さうだん
)
したのである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
今
(
いま
)
その
動機
(
どうき
)
について
試
(
こゝろ
)
みに三
要件
(
えうけん
)
を
擧
(
あ
)
げて
見
(
み
)
よう。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
更
(
さら
)
に
其
(
そ
)
の
開墾
(
かいこん
)
に
第
(
だい
)
一の
要件
(
えうけん
)
である
道具
(
だうぐ
)
が
今
(
いま
)
は
完全
(
くわんぜん
)
して
自分
(
じぶん
)
の
手
(
て
)
に
提
(
さ
)
げられてある。
彼
(
かれ
)
は
恁
(
か
)
ういふ
辛苦
(
しんく
)
をしてまでも
些少
(
させう
)
な
木片
(
もくへん
)
を
求
(
もと
)
めて
居
(
ゐ
)
る
人々
(
ひとびと
)
の
前
(
まへ
)
に
矜
(
ほこり
)
を
感
(
かん
)
じた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
勘次
(
かんじ
)
は
燒木杙
(
やけぼつくひ
)
を
地
(
ち
)
に
建
(
た
)
てゝ
彼
(
かれ
)
に
第
(
だい
)
一の
要件
(
えうけん
)
たる
假
(
かり
)
の
住居
(
すまゐ
)
を
造
(
つく
)
つた。
近所
(
きんじよ
)
から
聚
(
あつ
)
めた
粟幹
(
あはがら
)
の
僅少
(
きんせう
)
な
材料
(
ざいれう
)
が
葺草
(
ふきぐさ
)
であつた。それは
漸
(
やつ
)
と
雨
(
あめ
)
の
洩
(
も
)
るか
洩
(
も
)
らないだけの
薄
(
うす
)
い
葺方
(
ふきかた
)
であつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“要件”の解説
要件(ようけん)とは、重要な用件や大切な用件、あるいは必要な条件のことを指す。
(出典:Wikipedia)
要
常用漢字
小4
部首:⾑
9画
件
常用漢字
小5
部首:⼈
6画
“要”で始まる語句
要
要塞
要領
要求
要慎
要諦
要用
要訣
要人
要心