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深
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ふけ
ふりがな文庫
“
深
(
ふけ
)” の例文
手前
(
てめえ
)
が殺したんでなけりゃア
外
(
ほか
)
に敵が有るのだから敵討をしようじゃアねえか、手前お賤と
疾
(
と
)
うから
深
(
ふけ
)
え中で逢引するなア種が上って居るが
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
深
(
ふか
)
く
耕
(
うな
)
つちや
逆旋毛
(
さかさつむじ
)
立
(
た
)
てる
見
(
み
)
てえで
行
(
や
)
りつけねえぢやなんぼ
大儀
(
こえ
)
えかよなあ、そんだが
俺
(
お
)
ら
今
(
いま
)
ぢや、
汝
(
われ
)
の
方
(
はう
)
が
俺
(
お
)
れより
深
(
ふけ
)
えつ
位
(
くれえ
)
だなんておとつゝあにや
云
(
ゆ
)
はれんのよ
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「あの穴場は
深
(
ふけ
)
えからな」と忠なあこは話を聞いて云った、「とても機械を揚げるこたあ無理だな」
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
急ぎしに※らずも
踏迷
(
ふみまよ
)
ひ
喘
(
あへ
)
ぎ/\
漸々
(
やう/\
)
秋葉の
寶前
(
はうぜん
)
に來りしが此時は
早
(
はや
)
眞
(
ま
)
夜中にてゴーン/\と
鳴
(
なり
)
しは
丑刻
(
やつ
)
の
鐘
(
かね
)
なれば
最早
(
もはや
)
何へも行難し
麓
(
ふもと
)
へ下れば
狼
(
おほかみ
)
多く又夜
深
(
ふけ
)
に本坊を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
須臾
(
しゆゆ
)
の間に衣冠を正しくして、秀郷を客位に
請
(
しよう
)
ず、左右
侍衛官
(
しえのかん
)
前後花の
粧
(
よそお
)
ひ、善尽し美尽せり、酒宴数刻に及んで、夜既に
深
(
ふけ
)
ければ、敵の寄すべきほどになりぬと
周章
(
あわて
)
騒ぐ、秀郷は
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
▼ もっと見る
そこにいる子まで
生
(
な
)
した
深
(
ふけ
)
え仲だと判ってみれば、利根川を挟んで三
堀布施
(
ほりふせ
)
、安孫子で姿を見かけたからは、どこへ行くものか女房子供のところと、こう見込みをつけるのが定式だろう。
一本刀土俵入 二幕五場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
「やい! 虫も殺さねえような
面
(
つら
)
をして、てめえぐらい、罪の
深
(
ふけ
)
え女はねえぞ」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ああ
深
(
ふけ
)
え! こいつはたまらねえ」
大菩薩峠:35 胆吹の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
深
(
ふけ
)
え馴染の中だで
思出
(
おめえだ
)
して
歎
(
なげ
)
きが増して
母様
(
かゝさま
)
が泣くべえ、それに
種々
(
いろ/\
)
用があって
来
(
き
)
ねえでいたが悪く思ってくれるなって、
大
(
でか
)
い身体アして泣いただ
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「あの穴場は
深
(
ふけ
)
えからな」と忠なあこは話を聞いて云った、「とても機械を揚げるこたあ無理だな」
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
美代ちゃんの
母親
(
おふくろ
)
さんも
何
(
ど
)
んなにか悦びましょう、
併
(
しか
)
し彼の
婆
(
ばゝあ
)
は何うも慾が
深
(
ふけ
)
えたッてなんて、
彼
(
あ
)
んなのも
沢山
(
たんと
)
はありません、慾の国から慾を
開
(
ひら
)
きに来て
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それから汽船へ乗ると船で会い、また此処で一緒に成るとは何とまア
深
(
ふけ
)
え御縁かと思ってるだ、
併
(
しか
)
し其の相手の村上松五郎てえ奴は、
旧
(
もと
)
ア
侍
(
さむれえ
)
だと聞いてるから
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
えゝ
老爺
(
おじい
)
さん、お前さんに又此処でお目に懸るてえのは誠に
深
(
ふけ
)
え御縁かと思ってるのよ……
貴方
(
あんた
)
は
慥
(
たし
)
か四万の關善でお目に懸った橋本幸三郎さんてえお方でげしょう
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
死ぬべえが此の川は国の川と違って底が見えねえから
深
(
ふけ
)
いと見える、此処から飛込むべえか、
彼処
(
あすこ
)
から飛込むべえか、何処から飛込んだらつん流されべえ、死ぬには入らねえ廿八文
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
恭「ナニ本当だよ、身体へね石を巻き附けて、利根川の
深
(
ふけ
)
え
処
(
とこ
)
へ
投
(
ほう
)
り込んだんだよ」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
色々
深
(
ふけ
)
え思召があるんだから、
私
(
わっし
)
も大旦那のお
若
(
わけ
)
え時分、まだ
糸鬢奴
(
いとびんやっこ
)
の時分から、甲州屋のお店へ出入りをしてえて、お
前
(
めえ
)
さんとも古い馴染だが、今度来やアがった番頭ね、
彼奴
(
あいつ
)
が悪い奴なんだ
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
深
常用漢字
小3
部首:⽔
11画
“深”を含む語句
深淵
深更
夜深
深々
執念深
深山
深川
深夜
深入
嫉妬深
深田
深慮
奥深
深谷
深碧
深山幽谷
深海
深緑
慈悲深
水深
...