日曜にちよう)” の例文
わたしは、何町なにまち何番地なんばんちのだれというものじゃ。今度こんど日曜にちようにでもぼうあそびにおいで。」と、おじいさんはるときにいいました。
おじいさんの家 (新字新仮名) / 小川未明(著)
糟谷はその日曜にちようたびにかならず上京じょうきょうしておった。かくべつ用がなくても上京しておった。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
なにしろ、きょうは聖母せいぼさまの日だろう、聖母さまが幼子おさなごキリストさまの肌着はだぎをせんたくして、かわかそうという日だからね。ところが、あしたの日曜にちようには、おきゃくさんがおおぜいくる。
種々いろ/\ことおもふたとおぼせ、學校がくかうにてはものひましたろ、かほましたろ、れだけでは面白おもしろうてこゝろいられのするに、日曜にちようとき其家そのやまへかはかならずつりをしにきましたさうな
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
日曜にちよう午前ごぜんでした。そらは、くもっていました。どうしたことか、このごろは、れたり、ったりして、おかしな天気てんきがつづくのでした。
真昼のお化け (新字新仮名) / 小川未明(著)
よせ/\じつとながめられてたなおろしでもはじまつてはたまらぬ、えてもぼく官員くわんいんだといふ、うそおつしやれ日曜にちようのほかにあそんであるく官員樣くわんいんさまがありますものか、りきちやんまあ何でいらつしやらうといふ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
しょうちゃん、ぼく、よくれるところをきいたから、こんどの日曜にちようにゆかない。」と、はなしをそらしました。
眼鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
賢二けんじは、明日あす日曜にちようには、あたらしくってもらった、おおきなたこをげるのをたのしみにしているのでした。
北風にたこは上がる (新字新仮名) / 小川未明(著)
しょうちゃんは、いつも日曜にちようは、あさがおそいのをっていました。それをうっかりして、いつもとおなじようなになって、三にんで、八からりにいく約束やくそくをしたのでした。
お母さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
日曜にちようには、ももさんが、きたひとのおぎをしました。そして、午後ごごのことであります。
夕雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
日曜にちようは、昼間ひるまもあるし、それに、こんどは、おもしろいというはなしだから、いってみない?」
愛は不思議なもの (新字新仮名) / 小川未明(著)
「なんでもないよ。今度こんど日曜にちように、動物園どうぶつえんでもいってみない?」と、正吉しょうきちが、いうと
世の中へ出る子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
それは日曜にちよう午前ごぜんでした。天気てんきがいいので、往来おうらいは、いつになく人出ひとでおおく、カメラをげてかける青年せいねんなどを見受みうけました。このとき、チリン、チリンというすずがしました。
生きぬく力 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「こんどの日曜にちように、ももさんくりをひろいにいかない。」
夕雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「こんどの日曜にちようにいって、かきも、もらってこよう。」
へちまの水 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのは、日曜にちようで、しかもそらはよくれていました。
さか立ち小僧さん (新字新仮名) / 小川未明(著)