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めしつかひ
ふりがな文庫
“
召使
(
めしつかひ
)” の例文
たゞ
自分
(
じぶん
)
が
今
(
いま
)
坐
(
すわ
)
つてゐる
疊
(
たゝみ
)
の
色
(
いろ
)
や、
天井
(
てんじやう
)
の
柾目
(
まさめ
)
や、
床
(
とこ
)
の
置物
(
おきもの
)
や、
襖
(
ふすま
)
の
模樣
(
もやう
)
などの
中
(
なか
)
に、
此
(
この
)
屏風
(
びやうぶ
)
を
立
(
た
)
てて
見
(
み
)
て、
夫
(
それ
)
に、
召使
(
めしつかひ
)
が
二人
(
ふたり
)
がゝりで
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
以て小林軍次郎
召使
(
めしつかひ
)
惣助同道にて早々本陣へ罷り
越
(
こす
)
べき旨申達せしに軍次郎は大に
驚
(
おどろ
)
き惣助を腰繩にて
召連來
(
めしつれきた
)
れば直に惣助を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
譜代の
下人
(
げにん
)
召使
(
めしつかひ
)
にも見離され、足にまかせての
逐電
(
ちくてん
)
也。われと我が草履を取るばかりにて、
徒歩
(
かち
)
はだしのすがた、昨日はゆめか、見る目も哀れの有様とぞ。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
周圍
(
まはり
)
に、
可
(
い
)
いほど
間
(
ま
)
を
置
(
お
)
いて、
黒人
(
くろんぼ
)
の
召使
(
めしつかひ
)
が三
人
(
にん
)
で、
謹
(
つゝし
)
んで
給仕
(
きふじ
)
に
附
(
つ
)
いて
居
(
ゐ
)
る
所
(
ところ
)
。
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「何んと申しても子供のことですから、
召使
(
めしつかひ
)
にはよく見張るやうに申付けてありますが、時々一人で外へ出て、近所の子供衆と遊んで居ります。ことに隣りの荒物屋の子と
親
(
した
)
しいやうで——」
銭形平次捕物控:172 神隠し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
それは
他
(
ほか
)
でもない、
忘
(
わす
)
れもせぬ
四年
(
よねん
)
以前
(
いぜん
)
の
事
(
こと
)
、
春枝夫人
(
はるえふじん
)
と、
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
と、
私
(
わたくし
)
との
三人
(
みたり
)
が、子ープルス
港
(
かう
)
の
波止塲
(
はとば
)
を
去
(
さ
)
らんとした
時
(
とき
)
、
濱島家
(
はまじまけ
)
の
召使
(
めしつかひ
)
で、
常時
(
そのころ
)
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
の
保姆
(
うば
)
であつた
亞尼
(
アンニー
)
とて
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
是にも
腹
(
はら
)
はたてども
良人
(
おつと
)
の
遊
(
あそ
)
ばす
事
(
こと
)
なればと
我慢
(
がまん
)
して
私
(
わたし
)
は
何
(
なに
)
も
言葉
(
ことば
)
あらそひした
事
(
こと
)
も
御座
(
ござ
)
んせぬけれど、
朝飯
(
あさはん
)
あがる
時
(
とき
)
から
小言
(
こゞと
)
は
絶
(
た
)
えず、
召使
(
めしつかひ
)
の
前
(
まへ
)
にて
散々
(
さん/″\
)
と
私
(
わたし
)
が
身
(
み
)
の
不器用
(
ぶきよう
)
不作法
(
ぶさはう
)
を
御並
(
おなら
)
へなされ
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
主人
(
しゆじん
)
は
早速
(
さつそく
)
引
(
ひ
)
き
受
(
う
)
けて、ぱち/\と
手
(
て
)
を
鳴
(
な
)
らして、
召使
(
めしつかひ
)
を
呼
(
よ
)
んだが、
藏
(
くら
)
の
中
(
なか
)
に
仕舞
(
しま
)
つてあるのを
取
(
と
)
り
出
(
だ
)
して
來
(
く
)
る
樣
(
やう
)
に
命
(
めい
)
じた。さうして
宗助
(
そうすけ
)
の
方
(
はう
)
を
向
(
む
)
いて
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
親類
惣内
(
そうない
)
儀毎度世話致呉候然る處九助歸國仕つり候てより種々
難題
(
なんだい
)
申掛自分旅行中島田宿藤八
召使
(
めしつかひ
)
節
(
せつ
)
と申者と
密通
(
みつつう
)
仕つり
貞節
(
ていせつ
)
に
留守
(
るす
)
相守
(
あひまもり
)
居候里に種々
惡名
(
あくみやう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
呼れ其方主人藤五郎
召使
(
めしつかひ
)
の者
亂心
(
らんしん
)
と相見え豐島町居酒屋源右衞門と申者の方へ參り家内を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
召
常用漢字
中学
部首:⼝
5画
使
常用漢字
小3
部首:⼈
8画
“召使”で始まる語句
召使共