トップ
>
體躯
>
からだ
ふりがな文庫
“
體躯
(
からだ
)” の例文
新字:
体躯
勘次
(
かんじ
)
は
極
(
きは
)
めて
狹
(
せま
)
い
周圍
(
しうゐ
)
を
有
(
いう
)
して
居
(
ゐ
)
る。
然
(
しか
)
し
彼
(
かれ
)
の
痩
(
や
)
せた
小
(
ちひ
)
さな
體躯
(
からだ
)
は、
其
(
そ
)
の
狹
(
せま
)
い
周圍
(
しうゐ
)
と
反撥
(
はんぱつ
)
して
居
(
ゐ
)
るやうな
關係
(
くわんけい
)
が
自然
(
しぜん
)
に
成立
(
なりた
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
それが
僕
(
ぼく
)
の
出身
(
しゆつしん
)
の
學校
(
がくかう
)
なのです、四十
幾歳
(
いくさい
)
の
屈強
(
くつきやう
)
な
體躯
(
からだ
)
をした
校長
(
かうちやう
)
大島氏
(
おほしまし
)
は、四五
人
(
にん
)
の
教員
(
けうゐん
)
を
相手
(
あひて
)
に二百
餘人
(
よにん
)
の
生徒
(
せいと
)
の
教鞭
(
けふべん
)
を
採
(
と
)
つて
居
(
を
)
られます。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
深い悦びが、生の悦びが
體躯
(
からだ
)
全體に漲つて來る。私の體躯の血潮が有らゆる力を盡して、順潮にめぐつてゐる。
霧の旅
(旧字旧仮名)
/
吉江喬松
(著)
千登世
(
ちとせ
)
ははら/\し、彼の
體躯
(
からだ
)
につかまつて「およしなさい。そんな無理なことなすつちや取返しがつかなくなりますよ」と言つて、圭一郎を
再
(
ふたゝび
)
寢かせようとした。
業苦
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
體躯
(
からだ
)
だけが醒めてゐて、機械的に漁を續けてゐた、が、心はとき/″\深い眠りにさまよつた。
氷島の漁夫:01 氷島の漁夫
(旧字旧仮名)
/
ピエール・ロティ
(著)
▼ もっと見る
明け放した受附の室とは別室になつた奧から、横井は大きな
體躯
(
からだ
)
をのそり/\運んで來て「やあ君か、まああがれ」斯う云つて、彼を二階の廣い風通しの好い室へ案内した。
子をつれて
(旧字旧仮名)
/
葛西善蔵
(著)
芳の眼色は、急に變つて
體躯
(
からだ
)
が
震動
(
ふる
)
へた。
二十三夜
(旧字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
體躯
(
からだ
)
が落つこちさうになつてこはいのだ
山之口貘詩集
(旧字旧仮名)
/
山之口貘
(著)
ぐたぐたになつてゐた
體躯
(
からだ
)
もどつしりと
風は草木にささやいた:01 風は草木にささやいた
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
勘次
(
かんじ
)
には
主人
(
しゆじん
)
の
家
(
うち
)
が
愉快
(
ゆくわい
)
に
能
(
よ
)
く
働
(
はたら
)
くことが
出來
(
でき
)
た。
彼
(
かれ
)
の
體躯
(
からだ
)
は
寧
(
むし
)
ろ
矮小
(
こつぶ
)
であるが、
其
(
その
)
きりつと
緊
(
しま
)
つた
筋肉
(
きんにく
)
が
段々
(
だん/″\
)
仕事
(
しごと
)
を
上手
(
じやうず
)
にした。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
池上權藏
(
いけがみごんざう
)
は
此日
(
このひ
)
から
生
(
うま
)
れ
更
(
かは
)
りました、
元
(
もと
)
より
強健
(
きやうけん
)
な
體躯
(
からだ
)
を
持
(
もつ
)
て
居
(
ゐ
)
て
元氣
(
げんき
)
も
盛
(
さかん
)
な
男
(
をとこ
)
ではありましたが、
放蕩
(
はうたう
)
に
放蕩
(
はうたう
)
を
重
(
かさ
)
ねて
親讓
(
おやゆづり
)
の
田地
(
でんち
)
は
殆
(
ほとん
)
ど
消
(
き
)
えて
無
(
な
)
くなり、
家
(
いへ
)
、
屋敷
(
やしき
)
まで
人手
(
ひとで
)
に
渡
(
わた
)
りかけたので
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
骨が皮をかぶつたやうな
體躯
(
からだ
)
を
風は草木にささやいた:01 風は草木にささやいた
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
其
(
その
)
大
(
おほ
)
きな
體躯
(
からだ
)
は
少
(
すこ
)
し
柹
(
かき
)
の
木
(
き
)
に
倚
(
よ
)
り
掛
(
かゝ
)
りながら、
胸
(
むね
)
から
脚部
(
きやくぶ
)
へ
斑
(
まだら
)
に
雪
(
ゆき
)
を
浴
(
あ
)
びて
居
(
ゐ
)
た。
荒繩
(
あらなは
)
が
彼
(
かれ
)
の
手
(
て
)
を
轉
(
こ
)
けて
横
(
よこ
)
に
體躯
(
からだ
)
を
超
(
こ
)
えて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
ぐつたりとつかれた
體躯
(
からだ
)
風は草木にささやいた:01 風は草木にささやいた
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
體
部首:⾻
23画
躯
漢検準1級
部首:⾝
11画
“體”で始まる語句
體
體裁
體質
體力
體格
體驗
體面
體内
體中
體温