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横道
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よこみち
ふりがな文庫
“
横道
(
よこみち
)” の例文
そこへ、お
湯
(
ゆ
)
から
上
(
あ
)
がって、
顔
(
かお
)
へ
白粉
(
おしろい
)
を
真
(
ま
)
っ
白
(
しろ
)
につけたかね
子
(
こ
)
さんが、
長
(
なが
)
いたもとの
着物
(
きもの
)
をひらひらさして、
横道
(
よこみち
)
から、
出
(
で
)
てきました。
真昼のお化け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
最
(
も
)
う
其
(
そ
)
の
門
(
もん
)
を
出
(
で
)
はなれて、やがて
野路
(
のみち
)
へ
掛
(
かゝ
)
る
處
(
ところ
)
で、
横道
(
よこみち
)
から
出
(
で
)
て
前
(
まへ
)
へ
來
(
き
)
て
通
(
とほ
)
る
車
(
くるま
)
の
上
(
うへ
)
に、
蒋生
(
しやうせい
)
日頃
(
ひごろ
)
大好物
(
だいかうぶつ
)
の、
素敵
(
すてき
)
と
云
(
い
)
ふのが
乘
(
の
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
麦搗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
それからね、そとへでたら、おぎょうぎよく歩いていくのよ。
横道
(
よこみち
)
へかけだしていったりするんじゃありませんよ。
赤ずきん
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
殺さば殺せ覺悟なりと己れが
舊惡
(
きうあく
)
の
顯
(
あら
)
はれ口を
横道
(
よこみち
)
へ
引摺込
(
ひきずりこん
)
で
防
(
ふせ
)
がんと猶も
奸智
(
かんち
)
を
運
(
めぐ
)
らしけるに忠兵衞の妻お富は長庵が
云
(
いふ
)
事を
始終
(
しじう
)
默
(
もく
)
して聞居たりしが
眞赤
(
まつか
)
に成たる顏を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
つい、話が
横道
(
よこみち
)
にそれた。——しかし、くまといっしょに
貨車
(
かしゃ
)
の中にとじこめられたまま、自分はまったく、そんな、人の話などを思いだしていたのだからみょうではないか。
くまと車掌
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
▼ もっと見る
「
此方
(
こつち
)
よ。」と
道子
(
みちこ
)
はすぐ
右手
(
みぎて
)
の
横道
(
よこみち
)
に
曲
(
まが
)
り、
表
(
おもて
)
の
戸
(
と
)
を
閉
(
し
)
めてゐる
素人家
(
しもたや
)
の
間
(
あひだ
)
にはさまつて、
軒先
(
のきさき
)
に
旅館
(
りよくわん
)
の
灯
(
あかり
)
を
出
(
だ
)
した二
階建
(
かいだて
)
の
家
(
うち
)
の
格子戸
(
かうしど
)
を
明
(
あ
)
け、
一歩
(
ひとあし
)
先
(
さき
)
へ
這入
(
はい
)
つて「
今晩
(
こんばん
)
は。」と
中
(
なか
)
へ
知
(
し
)
らせた。
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
二人
(
ふたり
)
は、ぐるぐると
横道
(
よこみち
)
をまがって、
紛
(
まぎ
)
らそうとしました。しかし、やはりだめでした。
追
(
お
)
いかけてきた
女
(
おんな
)
は、すぐうしろへ
迫
(
せま
)
っていました。
子供どうし
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
(これからもう二度と、ひとりっきりで、森のなかの
横道
(
よこみち
)
にはいっていくようなことはよそうっと。おかあさんがいけないとおっしゃったんですもの。)
赤ずきん
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
取返
(
とりかへ
)
さずして置
可
(
べき
)
やと宛然狂氣の如く以前の旅人が
教
(
をしへ
)
たる
横道
(
よこみち
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
話
(
はなし
)
がすこし
横道
(
よこみち
)
に
入
(
はい
)
りました。また、らんにもどりますが、これは、らん
屋
(
や
)
で
他
(
た
)
の
人
(
ひと
)
が
話
(
はなし
)
をしているのを
聞
(
き
)
いたのでした。
らんの花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、
横道
(
よこみち
)
にそれて、いろんな花をさがしながら、森のおくへはいっていきました。そうして、花をひとつおるたびに、もっとさきへいったら、もっときれいな花があるような気がするのでした。
赤ずきん
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
履や否直に
駈
(
かけだ
)
し追付んと
急迫
(
あせれ
)
ども駕籠は
何
(
いづれ
)
に行しや見えず猶も追付んと足に
任
(
まか
)
せて急ぎけれども一向に影だに見えざれば餘りの
不審
(
いぶかし
)
さに向ふより來る二三人の旅人に各々方は
斯樣々々
(
かやう/\
)
の駕籠に
行逢
(
ゆきあひ
)
給はずやと問けるに知ずと云も有しが其中の一人が其
駕籠
(
かご
)
は今方
確
(
たしか
)
此後の松原から南の
横道
(
よこみち
)
へ一人の男が付て急ぎ行しと云にぞ偖は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
そこを
出
(
で
)
て、
明
(
あか
)
るい
通
(
とお
)
りから、
横道
(
よこみち
)
にそれますと、もう、あたりには、まったく
夜
(
よる
)
がきていました。その
夜
(
よ
)
も、
日
(
ひ
)
の
短
(
みじか
)
い
冬
(
ふゆ
)
ですから、だいぶふけていたのであります。
青い星の国へ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
日
(
ひ
)
のこと、あちらの
横道
(
よこみち
)
を、
金魚売
(
きんぎょう
)
りの
通
(
とお
)
る
呼
(
よ
)
び
声
(
ごえ
)
が
聞
(
き
)
こえました。
水盤の王さま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
横
常用漢字
小3
部首:⽊
15画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
“横道”で始まる語句
横道者
横道曲
横道漢
横道不埒