トップ
>
強情
>
がうじやう
ふりがな文庫
“
強情
(
がうじやう
)” の例文
大學者
(
だいがくしや
)
さまが
頭
(
つむり
)
の
上
(
うへ
)
から
大聲
(
おほごゑ
)
で
異見
(
いけん
)
をして
下
(
くだ
)
さるとは
違
(
ちが
)
ふて、
心
(
しん
)
から
底
(
そこ
)
から
沸
(
わ
)
き
出
(
だ
)
すほどの
涙
(
なみだ
)
がこぼれて、いかに
強情
(
がうじやう
)
我
(
が
)
まんの
私
(
わたし
)
でも
この子
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
特に
嘘
(
うそ
)
とごまかしで固まつたマルサ・ジイと云ふ
強情
(
がうじやう
)
な子供が、どうして急に死ぬかつてことが書いてあるところをお讀みなさい。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
正
(
たゞ
)
して申けるは是名主甚兵衞其外の百姓共
能
(
よく
)
承
(
うけ
)
たまはれ將軍の上意なれば
輕
(
かる
)
からざる事なり
然
(
しか
)
るに當村中一同に申合せ
知
(
しら
)
ぬ/\と
強情
(
がうじやう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
出水
(
でみづ
)
だ
危
(
あぶな
)
い、と
人々
(
ひと/″\
)
此方
(
こなた
)
の
岸
(
きし
)
から
呼
(
よ
)
ばゝつたが、
強情
(
がうじやう
)
にものともしないで、
下駄
(
げた
)
を
脱
(
ぬ
)
ぐと
杖
(
つゑ
)
を
通
(
とほ
)
し、
帯
(
おび
)
を
解
(
と
)
いて
素裸
(
すはだか
)
で、ざぶ/\と
渉
(
わた
)
りかける。
怪力
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
焔の色の
薔薇
(
ばら
)
の花、
強情
(
がうじやう
)
な肉を
溶
(
と
)
かす特製の
坩堝
(
るつぼ
)
、
焔
(
ほのほ
)
の色の
薔薇
(
ばら
)
の花、
老耄
(
らうまう
)
した黨員の用心、
僞善
(
ぎぜん
)
の花よ、
無言
(
むごん
)
の花よ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
▼ もっと見る
さうは思ひながらも、をぢさんはまだ
強情
(
がうじやう
)
に古い帳面を片端から繰つてみた。堺屋は今から三十年前の火事に古い帳面を燒いてしまつて、その以前の分は一冊も殘つてゐない。
半七捕物帳:01 お文の魂
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
隨分追つかけ廻つたものですが、餘り先が
強情
(
がうじやう
)
なんで、もう
迚
(
とて
)
も望は無いと思ひましたから、諦めて了つて、それからもう伯母の所へ行つても餘り惡ふざけはしなくなりました。
反古
(旧字旧仮名)
/
小山内薫
(著)
「あの娘は
強情
(
がうじやう
)
で、お酒の相手しかしてくれません」
銭形平次捕物控:294 井戸端の逢引
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
云つて
強情
(
がうじやう
)
を張ると損だぞ。
公判
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
大岡殿
聞
(
きか
)
れまだ其樣に
強情
(
がうじやう
)
を云居るが
既
(
すで
)
に其日は
柏崎
(
かしはざき
)
へ昌次郎夫婦して參り夕刻彼所を立歸りしと云にあらずや然らば我が妻を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
は、
強情
(
がうじやう
)
不敵
(
ふてき
)
な
奴
(
やつ
)
。さて、
入替
(
いれかは
)
つて
按摩
(
あんま
)
がシツペイの
番
(
ばん
)
と
成
(
な
)
ると、
先
(
ま
)
づ
以
(
も
)
つて
盆
(
ぼん
)
の
払
(
はらひ
)
にありつきました、と
白銀
(
はくぎん
)
二
枚
(
まい
)
頂戴
(
ちやうだい
)
の
事
(
こと
)
に
極
(
き
)
めてかゝつて
怪力
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
強情
(
がうじやう
)
な子だこと!」スキャチャード先生は叫んだ。「どんなことをしたつて、あんたのだらしのない癖は直りやしない。鞭を片づけなさい。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
はじめは
小言
(
こごと
)
を
仰
(
おつ
)
しやつたり、
異見
(
いけん
)
を
遊
(
あそ
)
ばしたり、
諭
(
さと
)
したり、
慰
(
なぐさ
)
めたり
遊
(
あそ
)
ばしたのなれど、いかにも
私
(
わたし
)
の
強情
(
がうじやう
)
の
根
(
ね
)
が
深
(
ふか
)
く、
隱
(
かく
)
しだてを
遊
(
あそ
)
ばすといふを
楯
(
たて
)
に
取
(
と
)
つて
この子
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
強情
(
がうじやう
)
な腹立ちの餘り、その宣告に
屈
(
くつ
)
するどころか私は殆んど天の配劑を呪ひさへした、公然とそれに反抗したのだ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
却説
(
かくて
)
八右衞門は彦三郎へ申
含置
(
ふくめおき
)
たる通り名主の玄關にて
強情
(
がうじやう
)
申
張
(
はる
)
故是非無召連訴へと相成則ち
口上書
(
こうじやうがき
)
を差出せり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
といふ
事
(
こと
)
は
産聲
(
うぶごゑ
)
をあげた
時
(
とき
)
から
何故
(
なにゆゑ
)
となく
身
(
み
)
にしみて、いろ/\
負
(
ま
)
け
惜
(
を
)
しみも
言
(
い
)
ひましやうけれど、そつくり
誰
(
た
)
れかゞ
持
(
も
)
つて
行
(
ゆ
)
くとでも
成
(
な
)
つたら
私
(
わたし
)
は
強情
(
がうじやう
)
を
捨
(
す
)
てゝ
取
(
とり
)
ついて
この子
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
強
常用漢字
小2
部首:⼸
11画
情
常用漢字
小5
部首:⼼
11画
“強情”で始まる語句
強情者