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年始
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ねんし
ふりがな文庫
“
年始
(
ねんし
)” の例文
かじやさんは
町
(
まち
)
へご
年始
(
ねんし
)
にいきました。お
酒
(
さけ
)
をたくさんいただきまして、いい
気持
(
きも
)
ちで
村
(
むら
)
へかえってきました。
途中
(
とちゅう
)
で
日
(
ひ
)
がくれてしまいました。
村のかじやさん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
A
大隈侯
(
おほくまこう
)
が
前
(
まへ
)
の
正月
(
しやうぐわつ
)
に
受取
(
うけと
)
つた
年始
(
ねんし
)
の
葉書
(
はがき
)
は
無慮
(
むりよ
)
十八
萬
(
まん
)
五千九十九
枚
(
まい
)
で、
毎日々々
(
まいにち/\
)
郵便局
(
いうびんきよく
)
から
大
(
だい
)
八
車
(
ぐるま
)
で
運
(
はこ
)
びこんだと
云
(
い
)
ふが、
隨分
(
ずゐぶん
)
君
(
きみ
)
エライもんぢやないか。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
いま、将軍吉宗に拝して、
年始
(
ねんし
)
の礼を述べて来たところである。年の変ったゆったりした気もちが、何か冗談の一つもいいたいように、二人の胸を軽くしていた。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
三
月
(
つき
)
に一
度
(
ど
)
、
今
(
いま
)
の
間
(
ま
)
に
半年目
(
はんとしめ
)
、一
年
(
ねん
)
目
(
め
)
、
年始
(
ねんし
)
の
状
(
ぜう
)
と
暑中見舞
(
しよちうみまい
)
の
突際
(
つきあい
)
になりて、
文言
(
もんごん
)
うるさしとならば
端書
(
はがき
)
にても
事
(
こと
)
は
足
(
た
)
るべし、あはれ
可笑
(
をか
)
しと
軒
(
のき
)
ばの
櫻
(
さくら
)
くる
年
(
とし
)
も
笑
(
わら
)
ふて
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
そのうちに
夜
(
よ
)
はあけて、一
月
(
がつ
)
一日
(
ついたち
)
、
年始
(
ねんし
)
のあいさつにきた
人々
(
ひとびと
)
に、
諭吉
(
ゆきち
)
はいいました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
▼ もっと見る
最
(
もつと
)
も
振
(
ふる
)
つて
居
(
ゐ
)
たのは三十六
年
(
ねん
)
一
月
(
ぐわつ
)
元旦
(
ぐわんたん
)
で、
此日
(
このひ
)
年始
(
ねんし
)
に
來
(
き
)
た
幻花子
(
げんくわし
)
は、
掘初
(
ほりぞ
)
めをすると
云
(
い
)
つて
唯
(
たゞ
)
一人
(
ひとり
)
で
出掛
(
でか
)
けたのを、
後
(
あと
)
から、
靜灣
(
せいわん
)
、
佳水
(
かすゐ
)
、
天仙
(
てんせん
)
、
望蜀
(
ぼうしよく
)
、
古閑
(
こかん
)
、
狹衣
(
さごろも
)
、
活東
(
くわつとう
)
の七
人
(
にん
)
と
評議
(
ひやうぎ
)
の
上
(
うへ
)
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
大隈侯
(
おほくまこう
)
ひとりの
分
(
ぶん
)
がそれだけあるとすれば、
日本全國
(
にほんぜんこく
)
で
使
(
つか
)
はれる
年始
(
ねんし
)
の
葉書
(
はがき
)
は
大變
(
たいへん
)
な
數
(
かず
)
だらうなア。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
学校
(
がっこう
)
から
帰
(
かえ
)
ると、お
父
(
とう
)
さんが、「
今年
(
ことし
)
から、おまえが、
年始
(
ねんし
)
におまわりなさい。」といって、お
父
(
とう
)
さんの
名刺
(
めいし
)
を四
枚
(
まい
)
お
渡
(
わた
)
しなさった。そうだ、
僕
(
ぼく
)
は、十二になったのだ。
ある少年の正月の日記
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
何處
(
どこ
)
へお
客樣
(
きやくさま
)
にあるいて
居
(
ゐ
)
たのと
不審
(
ふしん
)
を
立
(
た
)
てられて、
取越
(
とりこ
)
しの
御年始
(
ごねんし
)
さと
素知
(
そし
)
らぬ
顏
(
かほ
)
をすれば、
嘘
(
うそ
)
を
言
(
い
)
つてるぜ
三十日
(
みそか
)
の
年始
(
ねんし
)
を
受
(
う
)
ける
家
(
うち
)
は
無
(
な
)
いやな、
親類
(
しんるゐ
)
へでも
行
(
ゆ
)
きなすつたかと
問
(
と
)
へば
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“年始”の意味
《名詞》
年始(ねんし)
一年の始め。一般に、1月1日からの数日間を指すが、どの程度の期間をさすかは、暦とかあるいは個人の感覚ごとに異なる。
新年を祝う挨拶。
(出典:Wiktionary)
年
常用漢字
小1
部首:⼲
6画
始
常用漢字
小3
部首:⼥
8画
“年始”で始まる語句
年始状
年始廻