“ねんし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
年歯57.1%
年始38.1%
鮎子4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なぜというに、京水の歿年が天保七年だということは、保さんが知っていたが、年歯ねんしに至っては全く所見がなかったからである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
A 大隈侯おほくまこうまへ正月しやうぐわつ受取うけとつた年始ねんし葉書はがき無慮むりよ十八まん五千九十九まいで、毎日々々まいにち/\郵便局いうびんきよくからだいぐるまはこびこんだとふが、隨分ずゐぶんきみエライもんぢやないか。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
「たとえばこの魚じゃ。」と、鮎子ねんしは眼前を泳ぎ過ぎる一尾のこいつかみ取ったかと思うと、それをムシャムシャかじりながら、説くのである。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)