“鮎子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あゆこ66.7%
ねんし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の以前の妻の鮎子あゆこは、上海のバーにいた。もと彼女がいた銀座のバーが、上海に新しくバーを開いた。それに呼ばれて行ったのだ。
如何なる星の下に (新字新仮名) / 高見順(著)
鮎子あゆこという美しいがどこか狂信的なところのある娘といっしょに毎夏軽井沢へ来ていたが、阪井の近親にこんな秀抜な老人がいることはだれも聞かず
ハムレット (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「たとえばこの魚じゃ。」と、鮎子ねんしは眼前を泳ぎ過ぎる一尾のこいつかみ取ったかと思うと、それをムシャムシャかじりながら、説くのである。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)