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おほうみ
ふりがな文庫
“
大海
(
おほうみ
)” の例文
汝
大海
(
おほうみ
)
のかなたに歸らば、わがジョヴァンナに告げて、罪なき者の祈り聽かるゝところにわがために聲をあげしめよ 七〇—七二
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
さも
大海
(
おほうみ
)
のどよみに引込まれてでも行きさうに、ぢつと長い間立ち尽してゐるのをかれ等は目にした。
波の音
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
足下
(
きみ
)
の
同情
(
どうじゃう
)
は
多過
(
おほす
)
ぎる
予
(
わし
)
の
悲痛
(
かなしみ
)
に、
只
(
たゞ
)
悲痛
(
かなしみ
)
を
添
(
そ
)
へるばかり。
戀
(
こひ
)
は
溜息
(
ためいき
)
の
蒸氣
(
ゆげ
)
に
立
(
た
)
つ
濃
(
こ
)
い
煙
(
けむり
)
、
激
(
げき
)
しては
眼
(
め
)
の
裡
(
うち
)
に
火花
(
ひばな
)
を
散
(
ち
)
らし、
窮
(
きう
)
しては
涙
(
なみだ
)
の
雨
(
あめ
)
を
以
(
もっ
)
て
大海
(
おほうみ
)
の
水量
(
みかさ
)
をも
増
(
ま
)
す。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
最早
(
もはや
)
亞弗利加大陸
(
アフリカたいりく
)
を
横斷
(
わうだん
)
して、ずつと
西
(
にし
)
の
方
(
ほう
)
に
吹
(
ふ
)
き
飛
(
と
)
ばされて、
今
(
いま
)
、
下邊
(
かへん
)
に
見
(
み
)
ゆる
大海
(
おほうみ
)
は、
大西洋
(
たいせいやう
)
に
相違
(
さうゐ
)
はあるまい。と
言
(
い
)
つたが、
私
(
わたくし
)
はどうも
左樣
(
さう
)
とは
信
(
しん
)
じられなかつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
大海
(
おほうみ
)
に
島
(
しま
)
もあらなくに
海原
(
うなばら
)
のたゆたふ
浪
(
なみ
)
に
立
(
た
)
てる
白雲
(
しらくも
)
〔巻七・一〇八九〕 作者不詳
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
▼ もっと見る
恒
(
つね
)
に覚めゐむ事を
希
(
ねが
)
ふ。窓を
透
(
すか
)
し
眸
(
ひとみ
)
は
大海
(
おほうみ
)
の
彼方
(
かなた
)
を待望まねど
詩集夏花
(新字旧仮名)
/
伊東静雄
(著)
友の名も我名もひろし空をさへ行くべきどちが
大海
(
おほうみ
)
を行く
満蒙遊記:附 満蒙の歌
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
大海
(
おほうみ
)
の晒すしら玉
清
(
さや
)
けみと手には揺りつつ遊ぶ子ろはも
海阪
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
こゝろ
自由
(
まゝ
)
なる人間は、とはに
賞
(
め
)
づらむ
大海
(
おほうみ
)
を。
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
そは
目眩
(
めくる
)
めく光明遍照の
大海
(
おほうみ
)
にして
晶子詩篇全集拾遺
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
大海
(
おほうみ
)
かたち定めぬ
劫初
(
はじめ
)
の
代
(
よ
)
に
機縁:(友なる画家の画稿に題す)
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
大海
(
おほうみ
)
のすなどりは
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
いざ思へ、
大海
(
おほうみ
)
に浮ぶピエートロの船の
行方
(
ゆくへ
)
を誤らしめざるにあたりて彼の
侶
(
りよ
)
たるに
適
(
ふさ
)
はしき人のいかなる者にてありしやを 一一八—一二〇
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
日輪が泳ぎ去りたるのちなれば影よりさびし
大海
(
おほうみ
)
の嶋
満蒙遊記:附 満蒙の歌
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
大海
(
おほうみ
)
華のごと
飜
(
ひるが
)
へりけり。
独絃哀歌
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
大海
(
おほうみ
)
に舟満ちつづけて。
新頌
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
人こそ知らね、
大海
(
おほうみ
)
は
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
是故にみな己が受けたる本能に導かれつゝ、存在の
大海
(
おほうみ
)
をわたりて多くの異なる
湊
(
みなと
)
にむかふ 一一二—一一四
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
そは
目眩
(
めくる
)
めく
光明遍照
(
くわうみやうへんぜう
)
の
大海
(
おほうみ
)
にして
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
大海
(
おほうみ
)
に舟滿ちつづけて。
新頌
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
大海
(
おほうみ
)
とほくかぎりなき
草わかば
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
大海
(
おほうみ
)
は酔ひて
晶子詩篇全集拾遺
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
新
(
あらた
)
なる
大海
(
おほうみ
)
の
香炉
(
かうろ
)
採
(
と
)
り
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
大海
(
おほうみ
)
にこそ浮びけれ
草わかば
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
漲
(
みなぎ
)
りわたる
大海
(
おほうみ
)
の
草わかば
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
“大海”の意味
《名詞》
広大な海原。大洋。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
“大海”で始まる語句
大海原
大海嘯
大海老錠
大海人
大海人皇子
大海老
大海礁
大海賊
大海川
大海戰