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取
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とる
ふりがな文庫
“
取
(
とる
)” の例文
申命記
(
しんめいき
)
に
之
(
これ
)
あり。「
汝
(
なんじ
)
の兄弟より利息を
取
(
とる
)
べからず。」兄さんにたのむのが安全らしい。僕には、ケチなところがあるようだ。
正義と微笑
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
そは皆各所の山に分れて、
己
(
おの
)
が持場を守りたれば、常には洞の
辺
(
ほとり
)
にあらずただ
僕
(
やつがれ
)
とかの黒衣のみ、
旦暮
(
あけくれ
)
大王の
傍
(
かたわら
)
に侍りて、
他
(
かれ
)
が機嫌を
取
(
とる
)
ものから。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
り今癲癇と
言
(
いは
)
れては
口惜
(
くやしく
)
もあれ
忌々
(
いま/\
)
しければ
赫
(
かつ
)
と怒つて
箸
(
はし
)
を
捨
(
すて
)
衝
(
つ
)
と立上り
飛掛
(
とびかゝ
)
り和吉が
首筋
(
くびすぢ
)
取
(
とる
)
より早く其所へ引附目を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
寺の門内には
仮店
(
かりみせ
)
ありて物を売り、
人
(
ひと
)
群
(
ぐん
)
をなす。芝居には
仮
(
かり
)
に戸板を
集
(
あつめ
)
て
囲
(
かこひ
)
たる入り口あり、こゝに
守
(
まも
)
る
者
(
もの
)
ありて一人
前
(
まへ
)
何程と
価
(
あたひ
)
を
取
(
とる
)
、これ
屋根普請
(
やねふしん
)
の
勧化
(
くわんけ
)
なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
じだらくに居れば涼しき
夕
(
ゆふべ
)
かな。
宗次
(
そうじ
)
。猿みの撰の時、宗次今一句の入集を願ひて数句吟じ侍れど
取
(
とる
)
べき句なし。
一夕
(
いつせき
)
、翁の
側
(
かたはら
)
に侍りけるに、いざくつろぎ給へ、我も
臥
(
ふし
)
なんと
宣
(
のたま
)
ふ。
芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
ロミオは
言葉
(
ことば
)
穩
(
おだや
)
かに、
此
(
この
)
爭端
(
さうたん
)
の
取
(
とる
)
に
足
(
た
)
らぬ
由
(
よし
)
を
反省
(
はんせい
)
させ、
二
(
ふた
)
つには
殿
(
との
)
のお
怒
(
いかり
)
を
思
(
おも
)
ひやれ、と
聲色
(
せいしょく
)
を
和
(
やは
)
らげ、
膝
(
ひざ
)
を
曲
(
ま
)
げて、さま/″\に
申
(
まう
)
しましたなれども、
中裁
(
ちゅうさい
)
には
耳
(
みゝ
)
を
假
(
か
)
しませぬチッバルト
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
郷を辞し弟に
負
(
そむい
)
て身
三春
(
さんしゅん
)
本をわすれ末を
取
(
とる
)
接木
(
つぎき
)
の梅
俳人蕪村
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
寺の門内には
仮店
(
かりみせ
)
ありて物を売り、
人
(
ひと
)
群
(
ぐん
)
をなす。芝居には
仮
(
かり
)
に戸板を
集
(
あつめ
)
て
囲
(
かこひ
)
たる入り口あり、こゝに
守
(
まも
)
る
者
(
もの
)
ありて一人
前
(
まへ
)
何程と
価
(
あたひ
)
を
取
(
とる
)
、これ
屋根普請
(
やねふしん
)
の
勧化
(
くわんけ
)
なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
取
(
とる
)
所存なれば今吉三郎が來りしを
忌々敷
(
いま/\しく
)
思ひ何卒して
田舍
(
ゐなか
)
へ
追歸
(
おひかへ
)
さんと心に
巧
(
たく
)
み夫は
態々
(
わざ/\
)
尋ね來りしかど
此方
(
このはう
)
に
變
(
かは
)
る事なければ今
母公
(
はゝご
)
に
對面
(
たいめん
)
するには及ばず
早々
(
さう/\
)
國へ歸りて母を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
本
(
もと
)
をわすれ末を
取
(
とる
)
接木
(
つぎき
)
の梅
俳人蕪村
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
立退て江戸に
滯留中
(
たうりうちう
)
鈴が森にて
十七屋
(
となつや
)
の金飛脚を殺し金子五百兩
奪
(
うば
)
ひ取しが惡事の
仕納
(
しをさ
)
めなりと咄しければ三五郎聞て
眉
(
まゆ
)
をひそめ夫は
博奕打
(
ばくちうち
)
や盜賊を殺して
取
(
とる
)
金
(
かね
)
は同じ罪でも罪は
輕
(
かる
)
し唯の者を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“取”の解説
取(しゅ)とは、サンスクリット語およびパーリ語のウパーダーナ(pi: upādāna)に由来する言葉であり、「ある活動を活性化させ維持させる源や手段となる、燃料、物質的原因、気質」という意味である。
仏教では、アタッチメント、執着、掌握といった意味を指す重要概念である。これは渇愛(tṛṣṇā、トリシュナー)の結果として生じるものであり、煩悩の一種とされ、最終的には苦に繋がる。
(出典:Wikipedia)
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
“取”を含む語句
取付
取着
奪取
取附
取除
取出
引取
請取
取換
取合
取扱
受取
取交
手間取
主取
気取
捗取
取締
取捨
取返
...