“仕納”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しおさ80.0%
しをさ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、悒欝ゆううつではない。僕達の特務とくむも、このたびが仕納しおさめだと思うと、湧きあがってくる感傷かんしょうをどうすることも出来ないのであろう。
人造人間殺害事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
罪はみんな俺が引き受けてやるからナ……それが俺の人助けの仕納しおさめだ……なぞと親父は毎日のように云って聞かせたので、スッカリその文句を暗記してしまった。
鉄鎚 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
立退て江戸に滯留中たうりうちう鈴が森にて十七屋となつやの金飛脚を殺し金子五百兩うばひ取しが惡事の仕納しをさめなりと咄しければ三五郎聞てまゆをひそめ夫は博奕打ばくちうちや盜賊を殺してとるかねは同じ罪でも罪はかるし唯の者を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)