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十七屋
読み方 | 割合 |
となつや | 33.3% |
となや | 33.3% |
とをつや | 33.3% |
立退て江戸に
滯留中鈴が森にて
十七屋の金飛脚を殺し金子五百兩
奪ひ取しが惡事の
仕納めなりと咄しければ三五郎聞て
眉をひそめ夫は
博奕打や盜賊を殺して
取金は同じ罪でも罪は
輕し唯の者を
透し見れば彼の
十七屋のの飛脚に相違なし
因て重四郎は得たりと
尻引からげて待つほどに
定飛脚と
書たりし小田原挑灯を
荷物の
小口へ
縊付け三度
笠を
種々整へ江戸錦繪淺草海苔
館林團扇其外
田舍相應の品々を
買求め
荷造りをして町内の
飛脚屋十七屋より先へ
廻し夫より
名主家主
町代は申に及ばず
懇意の先々へ
暇乞に參りしに何れも
餞別を