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博
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はく
ふりがな文庫
“
博
(
はく
)” の例文
実際また王生は、仲の
好
(
い
)
い友人の
趙生
(
ちょうせい
)
と一しょに、自由な生活を送っていた。
戯
(
ぎ
)
を
聴
(
き
)
きに行く事もある。
博
(
はく
)
を打って暮らす事もある。
奇遇
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
正行
(
まさつら
)
、
正時
(
まさとき
)
の兄弟は、父の遺訓にもとづいて、前の年から
四天王寺
(
してんのうじ
)
や
和泉
(
いずみ
)
のさかいで
大捷
(
たいしょう
)
を
博
(
はく
)
し、転じて、八尾の城を
屠
(
ほふ
)
り、
誉田
(
ほんだ
)
の森では
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
なぜなら私情を殺した女支配者の沈静な観察に
堪
(
た
)
えて最大の信任を
博
(
はく
)
したのだから。彼女は
貞淑
(
ていしゅく
)
であり、
潔癖
(
けっぺき
)
であり、忠誠であったに相違ない。
道鏡
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
彼美的百姓は曾て都の美しい娘達の学問する学校で、「女は土である」と演説して、娘達の大抗議的笑を
博
(
はく
)
した事がある。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
蔦芳は夜の明けるのを待ちかねて、菊五郎の
許
(
もと
)
へ駆けつけた。菊五郎はそこで小平の衣裳を浅黄木綿
石持
(
こくもち
)
の着附にして、其の
演戯
(
しばい
)
に出たので好評を
博
(
はく
)
した。
幽霊の衣裳
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
このごろではわたしもハープをひくことを
覚
(
おぼ
)
えたし、なかなかじょうずに歌も歌った。とりわけわたしはナポリ
小唄
(
こうた
)
を
覚
(
おぼ
)
えて、それがいつも大かっさいを
博
(
はく
)
した。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
いま都下に絶対の信用を
博
(
はく
)
している名探偵青竜王の正体は、
白面
(
はくめん
)
の青年西一郎だったのだ。そして吸血鬼に
屠
(
ほふ
)
られた四郎少年こそは、彼と血を分けた
愛弟
(
あいてい
)
だったのだ!
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
彼
(
かれ
)
は
最初
(
さいしよ
)
に
博
(
はく
)
し
得
(
え
)
た
人気
(
にんき
)
が、その
頃
(
ころ
)
やゝ
下火
(
したび
)
になりかけてゐるのに
気
(
き
)
がついてゐた。
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
切齒
(
はがみ
)
する
若者
(
わかもの
)
もあるといふ
騷
(
さは
)
ぎ、
誰
(
たれ
)
いふとなく『
日本人
(
につぽんじん
)
は
鐵
(
てつ
)
の一
種
(
しゆ
)
である、
如何
(
いかん
)
となれば
黒
(
くろ
)
く
且
(
か
)
つ
堅固
(
けんご
)
なる
故
(
ゆゑ
)
に。』などゝ
不思議
(
ふしぎ
)
なる
賞讃
(
しようさん
)
をすら
博
(
はく
)
して、一
時
(
じ
)
は
私
(
わたくし
)
の
鼻
(
はな
)
も
餘程
(
よほど
)
高
(
たか
)
かつたが
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
浅田が
大医
(
たいい
)
の名を
博
(
はく
)
して
大
(
おおい
)
に流行したるはこの
評判
(
ひょうばん
)
高かりしが
為
(
ため
)
なりという。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
少女
(
しょうじょ
)
は、こずえに
止
(
と
)
まって、
小鳥
(
ことり
)
が
自由
(
じゆう
)
にさえずるときの
姿
(
すがた
)
を
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
しました。また、
夏
(
なつ
)
の
晩方
(
ばんがた
)
、
眠
(
ねむ
)
そうに、
唄
(
うた
)
を
歌
(
うた
)
っているみみずの
節
(
ふし
)
を
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
しました。それが、みんなの
喝采
(
かっさい
)
を
博
(
はく
)
しました。
初夏の空で笑う女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あるいは軍人らのごときは金銭で買うことのできない尊敬を
博
(
はく
)
していた。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
どうか来年は好成績を
博
(
はく
)
したいものだと校長は言った。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
なんで天下の目に、さようなことに
映
(
うつ
)
りましょうか。
御軍
(
みいくさ
)
は兵庫に大捷を
博
(
はく
)
しており、尊氏は遠く
筑紫
(
つくし
)
へ落ちのびている敗軍の人。……さればこそまた、いまが絶好なときでもございまする。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
博
(
はく
)
したことになり申そうか。いや、自嘲にたえん
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
博
常用漢字
小4
部首:⼗
12画
“博”を含む語句
賭博
博奕
博士
賭博場
博物館
博徒
女博士
博戯
博多
博奕打
博労
博奕場
賭博者
大博奕
大英博物館
小博奕
博打
博識
文章博士
博文館
...