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出歩
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である
ふりがな文庫
“
出歩
(
である
)” の例文
「ゆるしなく、かってに
出歩
(
である
)
いたり、また
泊
(
と
)
まってきたようなものは、さっそく
店
(
みせ
)
を
出
(
で
)
ていってもらう。」という
規則
(
きそく
)
がありました。
真吉とお母さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それで赤貝姫が
汁
(
しる
)
を
搾
(
しぼ
)
り
集
(
あつ
)
め、蛤貝姫がこれを受けて母の乳汁として塗りましたから、りつぱな男になつて
出歩
(
である
)
くようになりました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
保名
(
やすな
)
の
体
(
からだ
)
がすっかりよくなって、
立
(
た
)
って
外
(
そと
)
へ
出歩
(
である
)
くことができるようになった
時分
(
じぶん
)
には、もうとうに
秋
(
あき
)
は
過
(
す
)
ぎて、
冬
(
ふゆ
)
の
半
(
なか
)
ばになりました。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
ベンヺ マーキューシオーどの、もう
歸
(
かへ
)
らう。
暑
(
あつ
)
くはある、カピューレット
家
(
け
)
の
奴等
(
やつら
)
が
出歩
(
である
)
いてもゐる、
出會
(
でっくは
)
したが
最後
(
さいご
)
、
鬪爭
(
けんくわ
)
をせねばなるまい。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
斯
(
か
)
う云ふ
兄
(
あに
)
と差し
向
(
むか
)
ひで話をしてゐると、刺激の乏しい代りには、
灰汁
(
あく
)
がなくつて、気楽で
好
(
い
)
い。たゞ朝から晩迄
出歩
(
である
)
いてゐるから滅多に
捕
(
つら
)
まへる事が
出来
(
でき
)
ない。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
まだ独りで
出歩
(
である
)
きは出来ねえのか。(お松と顔を見合せ、冷笑して)田舎者はだから厭だ。
中山七里 二幕五場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
徳義上
(
とくぎじやう
)
だとか、
論理
(
ろんり
)
だとか、
那樣事
(
そんなこと
)
は
何
(
なに
)
も
有
(
あ
)
りません。
唯
(
たゞ
)
場合
(
ばあひ
)
です。
即
(
すなは
)
ち
此處
(
こゝ
)
に
入
(
い
)
れられた
者
(
もの
)
は
入
(
はひ
)
つてゐるのであるし、
入
(
い
)
れられん
者
(
もの
)
は
自由
(
じいう
)
に
出歩
(
である
)
いてゐる、
其
(
そ
)
れ
丈
(
だ
)
けの
事
(
こと
)
です。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
花道
(
はなみち
)
から
平土間
(
ひらどま
)
の
桝
(
ます
)
の
間
(
あひだ
)
をば
吉
(
きち
)
さんの
如
(
ごと
)
く
𢌞
(
まは
)
りの
拍子木
(
ひやうしぎ
)
の
何
(
なに
)
たるかを知らない見物人が、すぐにも
幕
(
まく
)
があくのかと思つて、
出歩
(
である
)
いてゐた
外
(
そと
)
から各自の席に
戻
(
もど
)
らうと
右方左方
(
うはうさはう
)
へと混雑してゐる。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
ルピック氏——
出歩
(
である
)
かにゃならんのだ。しょうがない。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
おまえは、
毎日
(
まいにち
)
、
出歩
(
である
)
くことが
好
(
す
)
きだから、この
村
(
むら
)
はずれから十
里
(
り
)
あちらの
町
(
まち
)
に
出
(
で
)
るまで、
電信柱
(
でんしんばしら
)
の
数
(
かず
)
が
幾本
(
いくほん
)
あるか、かぞえてみれ。それを
当
(
あ
)
てたら
財産
(
ざいさん
)
を
分
(
わ
)
けてやる。
星と柱を数えたら
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
徳義上
(
とくぎじょう
)
だとか、
論理
(
ろんり
)
だとか、そんなことは
何
(
なに
)
もありません。ただ
場合
(
ばあい
)
です。
即
(
すなわ
)
ちここに
入
(
い
)
れられた
者
(
もの
)
は
入
(
はい
)
っているのであるし、
入
(
い
)
れられん
者
(
もの
)
は
自由
(
じゆう
)
に
出歩
(
である
)
いている、それだけのことです。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
その
日
(
ひ
)
の
暮
(
く
)
れ
方
(
がた
)
になると、
外
(
そと
)
へ
出歩
(
である
)
いていた
乞食
(
こじき
)
らがみんなもどってきました。あばた
面
(
づら
)
は、たいそう
不機嫌
(
ふきげん
)
な
顔
(
かお
)
つきをして
帰
(
かえ
)
ってくると、
少年
(
しょうねん
)
に
向
(
む
)
かっていいました。
石をのせた車
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
夏
(
なつ
)
の
夜
(
よる
)
や、
縁日
(
えんにち
)
の
晩
(
ばん
)
などには、よくこの
町
(
まち
)
にも
露店
(
ろてん
)
が
出
(
で
)
ましたけれど、こんなに
寒
(
さむ
)
くなってからは、
出歩
(
である
)
く
人
(
ひと
)
も
少
(
すく
)
ないので、ああして
露店
(
ろてん
)
を
出
(
だ
)
しても
品物
(
しなもの
)
を
買
(
か
)
うものがないだろうにと
幸福のはさみ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
歩
常用漢字
小2
部首:⽌
8画
“出歩”で始まる語句
出歩行