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入来
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いで
ふりがな文庫
“
入来
(
いで
)” の例文
旧字:
入來
アヽお
目
(
め
)
に
懸
(
かゝ
)
つて
少々
(
せう/\
)
お
談
(
だん
)
じ
申
(
まうし
)
てえ事があつて出ましたんで。書生「お
談
(
だん
)
じ
申
(
まうし
)
たい……エヽ先生
八百屋
(
やほや
)
の
甚兵衛
(
じんべゑ
)
さんがお
入来
(
いで
)
で。 ...
八百屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「ようこそ、御
入来
(
いで
)
下さいました。何はなくとも雪中の粗茶一服。さあ、どうぞ、これからおいでなされませ」
仏教人生読本
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
私は五条
西洞院辺
(
にしのとうゐんへん
)
にゐる仏ぢやが、つね/″\評判のお前様の読経を聴きたい/\と思つてゐたが、
平素
(
ふだん
)
は
梵天帝釈
(
ぼんてんたいしやく
)
などのお
入来
(
いで
)
があるので遠慮してゐた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
... いつ得られましょうか。材料次第で前日に申上げたら翌日お
入来
(
いで
)
を願いたいので」玉江
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
私の懇意な内で
船場屋寿久右衛門
(
せんばやすぐえもん
)
と云う船宿があります、
其処
(
そこ
)
へお
入来
(
いで
)
なされば宜しいと云う。
抑
(
そ
)
もこの事を
態々
(
わざわざ
)
鉄屋に聞かねばならぬと云うのは、実はその時私の
懐中
(
かいちゅう
)
に金がない。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
老母
(
はゝ
)
は狭き袖に涙
拭
(
ぬぐ
)
ひて立ち出でつ「オヽ、花ちやん——お珍らしい、
能
(
よ
)
くお
入来
(
いで
)
だネ、さア、お上りなさい、今もネ私一人で寂しくて困つて居たのですよ——別にお変りもなくて——」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
お茶を
煎
(
い
)
れるからお
入来
(
いで
)
と云って呉れと命じたは、秋元の女房がその昔茶屋奉公したことのあるを、かねて小耳に挾んで居たので、三世相解の埋合せに、今買って来た藤村の最中から漕附ける
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
大「はい、
好
(
よ
)
い道具を沢山所持して
居
(
お
)
る様子でございます、
今日
(
こんにち
)
は御家老のお
入来
(
いで
)
だと、何か大切な品を取出した様子で、なに
碌
(
ろく
)
なものもございますまいがほんの
有合
(
ありあい
)
で」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
妻「お
入来
(
いで
)
なせえまし、毎度お
母
(
っか
)
が
参
(
めえ
)
りましては
種々
(
いろ/\
)
御厄介になります、何うかお支度を」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
おや/\
夫
(
それ
)
は
能
(
よ
)
くお
入来
(
いで
)
だ、さア/\
此方
(
これ
)
へ、
何
(
ど
)
うも
御近所
(
ごきんじよ
)
に
居
(
ゐ
)
ながら、
御無沙汰
(
ごぶさた
)
をしました、
貴方
(
あなた
)
は
毎日
(
まいにち
)
能
(
よ
)
くお
稼
(
かせ
)
ぎなさるね朝も早く
起
(
おき
)
て、だから近所でもお
評判
(
へうばん
)
が
宜
(
よ
)
うごすよ。
八百屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
おゝ/\
乱暴狼藉
(
らんばうらうぜき
)
で、
飛石
(
とびいし
)
なぞは
狗
(
いぬ
)
の
糞
(
くそ
)
だらけにして、
青苔
(
あをごけ
)
を
散々
(
さん/″\
)
に
踏暴
(
ふみあら
)
し、
折角
(
せつかく
)
宜
(
よ
)
い
塩梅
(
あんばい
)
に
苔
(
こけ
)
むした
石燈籠
(
いしどうろう
)
を
倒
(
たふ
)
し、
松
(
まつ
)
ヶ
枝
(
え
)
を
折
(
を
)
つちまひ、
乱暴
(
らんばう
)
だね……
何方
(
どちら
)
からお
入来
(
いで
)
なすつた。
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
へいお
入来
(
いで
)
なさいまし是は何うも御免なさいまし、誠に有難う、
其処
(
そこ
)
に札が附いてます、一帖幾らとして有りますへい半紙は二十四文で、
駿河
(
するが
)
半紙は十六文、メンチは
十個
(
とお
)
で八文でげす
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
清「いえ、見苦しゅうございまして、此の通り
粗木
(
そぼく
)
を以て
拵
(
こしら
)
えましたので、中々大夫さまなどがお
入来
(
いで
)
と申すことは容易ならんことで、此の
家
(
いえ
)
に
箔
(
はく
)
が付きます事ゆえ、誠に有難いことで」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
うむ、ぢやア
行
(
い
)
つて
来
(
く
)
るよ。
是
(
これ
)
から
衣服
(
きもの
)
を
着換
(
きかへ
)
て、
奥
(
おく
)
のお
医者
(
いしや
)
の
許
(
もと
)
へやつて
参
(
まゐ
)
り、
玄関
(
げんくわん
)
へ
掛
(
かゝ
)
つて、甚「お
頼
(
たの
)
ウ
申
(
まうし
)
ます。書生「どーれ、ヤ、
是
(
これ
)
はお
入来
(
いで
)
なさい。甚「エヽ先生は
御退屈
(
ごたいくつ
)
ですか。 ...
八百屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
“入”で始まる語句
入
入用
入口
入牢
入水
入込
入交
入日
入相
入谷