“たを”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タヲ
語句割合
手折42.1%
26.3%
5.3%
5.3%
5.3%
5.3%
5.3%
5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして殊に若く美しい花が人に手折たをられたやうに死んで行くことは、限りない幸福なことだと考へてゐたのであつた。そして生れつき弱い彼女は、これまで度々病氣をした。
(旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
日は暑し林泉しまたをりにつく鴨のゆきあひの鴨のくわうと啼きたる
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
この畜類ちくるゐ、まだ往生わうじやうしないか。』と、手頃てごろやりひねつてその心臟しんぞうつらぬくと、流石さすが猛獸まうじうたまらない、いかづちごとうなつて、背部うしろへドツとたをれた。
春枝夫人はるえふじん嬋娟せんけんたる姿すがたたとへば電雷でんらい風雨ふううそら櫻花わうくわ一瓣いちべんのひら/\とふがごとく、一兵いつぺいとききづゝたをれたるを介抱かいほうせんとて、やさしくいだげたる彼女かのぢよゆきかひなには
彈丸だんぐわんもの見事みごとその一羽いちはたをしたが、同時どうじ鳥群てうぐんは、吾等われら敵對てきたいいろがあるとつたからたまらない。
其邊そのへん徘徊はいくわいしてつては、到底とても車外しやぐわいでゝその仕事しごとにかゝること出來できない、そこで、この爆裂彈ばくれつだんばして、該獸等かれらたを追拂おひはらひ、其間そのあひだ首尾しゆびよくやつて退けやうといふくわだてだ。
五罎の「ぶらんでー」は忽ちび出さる、二びんたちまたをる人数多き為め毎人唯一小杯をかたむけしのみ、一夜一罎をたほすとすればのこる所は三日分のみなるを以て、巳を得ずあいく、慰労の小宴ここおはれば
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
ああのがれよと、たをやげる君がほとりを
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
雌鳥めとりればたをやかに
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
物駭ものおどろき悲しかるらし山のたを嶮峻にして鹿走り
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)