“だふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
懦夫77.3%
9.1%
4.5%
惰夫4.5%
舵夫4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
攘夷じょうい家の口吻こうふんを免れずといえども、その直截ちょくせつ痛快なる、懦夫だふをして起たしむるにあらずや。述懐じゅっかいの詩にいわく
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
いま途中で行きだふれがありましてな
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
それはおかみが何にかを洗ひ立てて、家財沒收ぼつしうと出たら、飛んだ手數だふれになりはしないかと言つた謎めいた意味もあつたことでせう。
彼は実に生をおしまざりしに非ず、欲せざりしに非ず、彼は惰夫だふが事に迫りて自らくびるるが如き者に非ず、狂漢が物に激して自ら腹をくが如きに非ず
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
「水夫めらが要求書を出しているのです。舵夫だふまで二人はいっているのです」
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)