“タフ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:たふ
語句割合
25.0%
太布25.0%
凝灰岩25.0%
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さう思うた刹那、郎女の身は、大浪にうちタフされる。浪に漂ふ身……衣もなく、もない。抱き持つた等身の白玉と一つに、水の上に照り輝くウツし身。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
越えて翌年、益々盛んになつて、四月北家を手初めに、京家・南家と、主人から、まづ此時疫ジエキに亡くなつて、八月にはとう/\、式家の宇合卿ウマカヒキヤウまでタフれた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
中むかしよりこなたには紙にのみ造りて布に織ることは絶たりとおぼへたりしに今の世にも阿波ノ国に太布タフといひて穀の木の皮を糸にして織れる布有り色白くいとつよし洗ひてものりを
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
土佐で太布タフというのはアサで製した布のものをそう呼んでいた]
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
凝灰岩タフもて畳み杉植ゑて、 麗姝六七なまめかし
文語詩稿 一百篇 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
花のタフ天道花テンタウバナなどの高く竿頭に聳えてゐるものから、屋上に上げられる菖蒲・竹の輪・草馬に到るまで、皆神或は精霊の所在を虚空に求めてゐるのである。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)