タフ)” の例文
さう思うた刹那、郎女の身は、大浪にうちタフされる。浪に漂ふ身……衣もなく、もない。抱き持つた等身の白玉と一つに、水の上に照り輝くウツし身。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
越えて翌年、益々盛んになつて、四月北家を手初めに、京家・南家と、主人から、まづ此時疫ジエキに亡くなつて、八月にはとう/\、式家の宇合卿ウマカヒキヤウまでタフれた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)