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蹴仆
ふりがな文庫
“蹴仆”の読み方と例文
読み方
割合
けたお
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けたお
(逆引き)
慌
(
あわ
)
てず、
怯
(
ひる
)
まず、身辺の者を、
蹴仆
(
けたお
)
し、踏みつぶし、一刀を抜き払うや、獅子のように
薙
(
な
)
ぎ廻って、狭い道場を忽ち天井まで
紅
(
くれない
)
にしてしまった。
剣の四君子:05 小野忠明
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして暫く快い静寂に浸つてのち、さつき階段を駈け降りた踏み抜くやうな跫音や、
蹴仆
(
けたお
)
すやうに開けられた戸、下の夜道を走つてゆく羽搏きのやうな跫音等、一まとめに思ひ出してゐた。
竹藪の家
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
と、嘉十郎を
蹴仆
(
けたお
)
し、地面をノタウツのを足で抑え、
止
(
とど
)
めを刺し
甲州鎮撫隊
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
蹴仆(けたお)の例文をもっと
(10作品)
見る
蹴
常用漢字
中学
部首:⾜
19画
仆
漢検1級
部首:⼈
4画
“蹴”で始まる語句
蹴
蹴出
蹴飛
蹴落
蹴上
蹴鞠
蹴散
蹴込
蹴立
蹴倒
“蹴仆”のふりがなが多い著者
吉川英治
国枝史郎
坂口安吾