“しちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
輜重36.1%
紙帳13.9%
弛張12.5%
仕丁11.1%
鷙鳥5.6%
子張2.8%
至重2.8%
視聴2.8%
四冢1.4%
市朝1.4%
市長1.4%
1.4%
思潮1.4%
支庁1.4%
紙張1.4%
紫朝1.4%
鷲鳥1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
確かに無理とは思われたが、輜重しちょうの役などに当てられるよりは、むしろおのれのために身命を惜しまぬ部下五千とともに危うきをおかすほうを選びたかったのである。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
差し支えなき糧食輜重しちょうをば平生に調達しおかざるべからずとなすがゆえに、第一に封建領主が奨励したるは農業にして
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
その夜は、早めに、彼は紙帳しちょううらへはいった。そして枕につきかけると、
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いえ、もうすぐにお判りになりますわ。あの男は、いま紙帳しちょうの中で眠っておりますの——下が高簀子たかすのこなものですから、普通の蚊帳かやよりもよほど涼しいとか申しまして。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
それで活動に弛張しちょうきたし、それが所謂いわゆるトラウベ・ヘーリング氏の弛張と名づけられて居るが、僕は精神的活動にも同様なことがあり得ると思うのだ。
闘争 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
ラッパはむしろ添え物であって、太鼓の音の最も単純なリズムがこの一編のライトモチーフであり、この音の弛張しちょうが全編のドラマの曲折を描いて行くのである。
映画雑感(Ⅰ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
かんむりをつけたおそろいの内裏びな、お庭にはたき火でもしていそうな仕丁しちょう、古風な五人ばやし、すべて遠い昔のさまをあらわして、山の上に都を定めたころのおごそかでみやびた音楽も聞えてくるような気がします。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
とのさばりかかり、手もなくだきすくめてつかみ行く。仕丁しちょう手伝い、牛の背にあおむけざまに置く。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
鳶も鷲と同様に、いわゆる鷙鳥しちょうとか猛禽もうきんとか云うものにかぞえられ、前に云ったようなわるいたずらをも働くのであるが、鷲のように人間から憎まれ恐れられていないのは、平生から人家に近く棲んでいるのと、鷲ほどの兇暴をあえてしない為であろう。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
鷙鳥しちょうグリップス(濁れる声にて。)
子張しちょうがたずねた。——
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
(一) 子張しちょう問う、十世じゅっせい知るべきか。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
子張しちょうは求職の方法を知りたがっていた。先師はこれをさとしていわれた。——
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
『孟子』によれば、孔子の没後、子夏しか子張しちょう子遊しゆうは有若が孔子に似たるをもって、孔子に仕えたようにこれに仕えようとしたが、曾子の反対を受けた(滕文公上)。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
あるいは富山とやまき、高岡に買われ、はた大聖寺だいしょうじ福井に行き、遠くは故郷の新潟に興行し、身をいとわず八方にかせまわりて、幸いにいずくもはずさざりければ、あるいは血をもそそがざるべからざる至重しちょうの責任も、その収入によりて難なく果たされき。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
男女の関係は人生に至大しだい至重しちょうの事なり。
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
これすなわち勝氏が特に外交の危機きき云々うんぬん絶叫ぜっきょうして、その声を大にし以て人の視聴しちょう聳動しょうどうせんとつとめたる所以ゆえんに非ざるか、ひそか測量そくりょうするところなれども、人々の所見しょけんおのずからことにしてみだりに他より断定だんていするを得ず。
大正たいしょう元年がんねんの夏のころ、僕は米国に滞留たいりゅうしていたが、そのころ日本の新聞通信にもあらわれたことで、シカゴ市における共和党きょうわとうの大会は近年にない大騒ぎで、独り米国の一大出来事できごとたるのみならず、世界の視聴しちょうもことごとくシカゴ市に集中した。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
「いま徐晃は勝ちに乗って、急激な前進をつづけ、彼方の山まで来ておると、偵察の者の報告だ。思うにあの裸山は地の利を得ていない。反対にわが四冢しちょうの陣地は、堅固無双、ここは手薄でも守り得よう。ひとつご辺と自分とひそかに出て、彼を夜討ちにしようではないか」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ときに関羽の子関平は、偃城にたむろしており、部下の廖化りょうか四冢しちょうに陣していた。その間、連々と十二ヵ所の寨塁とりでを曠野の起伏につらね、一面樊城を囲み、一面魏の増援軍に備えていた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
我輩は右の話を聞て余処よその事とは思わず、新日本の一大汚点を摘発せられて慚愧ざんきあたか市朝しちょうむちうたるゝが如し。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
すなわちここの市長しちょうならび町会議員ちょうかいぎいんみな生物知なまものしりの町人ちょうにんである、であるから医師いしることは神官しんかんごとく、そのところ批評ひひょうせずしてしんじている。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「さア、親分どうです、中が死んで、すみが死んで、目のあるのは幾つもありませんぜ。——今さらしちょうの当りなんか打ったって追っつくもんですか」
一平 一つは外国からの格別かくべつ新しい思潮しちょうが入らなくなったいきおいもありはしないか。
新時代女性問答 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
帯広おびひろは十勝の頭脳ずのう河西かさい支庁しちょう処在地しょざいち、大きな野の中の町である。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
十畳の間、真中に紙張しちょうが吊ってあって、紙張の傍に朱漆しゅうるし井桁いげたの紋をつけた葛籠つづらが一つ、その向うに行燈あんどんが置いてある。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
すなわち荒木古童あらきこどうが『残月ざんげつ』、今井慶松いまいけいしょうが『新曲晒しんきょくさらし』、朝太夫あさたゆうが『おしゅん伝兵衛でんべえ』、紫朝しちょうが『すずもり』のたぐいこれなり。
一夕 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
看よ看よ今日において宇内うだい睥睨へいげいする通邑大都つうゆうだいとのごときも、近世史の始めにおいては実に憐れむべき微少なるものにして、彼らはいかにして封建豪族、鷲鳥しちょう一抓一攫いっそういっかくを免れたるか。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)