“帯広”の読み方と例文
旧字:帶廣
読み方割合
おびひろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帯広おびひろは十勝の頭脳ずのう河西かさい支庁しちょう処在地しょざいち、大きな野の中の町である。利別としべつから芸者げいしゃ雛妓おしゃくが八人乗った。今日網走線あばしりせんの鉄道が㓐別りくんべつまで開通した其開通式に赴くのである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
雁金かりがね検事、丘予審判事、大江山捜査課長、帯広おびひろ警部をはじめ多数の係官一行の顔がすっかり揃っていた。「お、帆村君、もう来ていたか。電話をかけたが、行方不明だということだったぞ」
人造人間事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
㓐別で余作君に別れ、足寄駅あしょろえきで五郎君の勤務した郵便局を教えられ、高島駅たかしまえきで又一君に別れ、池田駅で旭川行あさひかわゆきの汽車に乗換え、帯広おびひろで貢君に別れ、余等は来た時の同行三人となって了った。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)